「それ、俺の仕事っスか!?」とヤル気のない部下…どうすればいい?

日刊SPA! / 2019年4月9日 15時54分

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 経営陣と一般社員を繫ぐポスト、管理職。SPA!が実施した30~50代の現役課長300人アンケートでは、多くの悩みを抱えていることが判明した。4月1日から実施された「働き方改革」や、「プレイングマネジャー化」など、受難の時代を迎えている管理職の悩み&回決法を具体的に解説!

◆部下を「注意&指導」しても口答え。仕事のヤル気を出させる方法は?

【悩み】新米課長でナメられている? 部下の態度が悪すぎる

前田義之さん(仮名・44歳)

「部下が言うことを聞かない」も、新米管理職が抱える大きな悩みの一つだ。「目を離すとすぐにサボる」(47歳・設計)、「仕事ができないくせに、文句だけは一人前でムカつく」(43歳・営業)などのコメントも多かった。

「ゆとりやミレニアルなど若い世代は、仕事の目的が出世や昇給よりも、自己実現や承認欲求、やりがいを重視する人が増えています。会社に対する忠誠心があまり高くないため、納得いかなければすぐに反発します」(産業医の大室正志氏)

 手懐けるためには、彼らの目的を満たすことが重要だと人材コンサルタントの午堂登紀雄氏は話す。

「若い部下にはまだ大きな仕事をこなす力はないので、こまめに『期待している』と声をかけて少しずつ誘導しながら、小さな仕事でも成功体験を積み上げさせる。これで彼らの承認要求は満たされるとともに、さらにスキルアップをしていきます。そして彼が望む大きな仕事を与えるのです」

◆現場で増える年上の部下を尊重することが鍵!

 ほかにも「年上の部下」問題に悩む人が多かった。大室氏は彼らが言うことを聞かない理由を「ビジネス経験が長い者としてのプライドを持っていたり、年功序列の文化で育ったために年下の言うことを聞くのは恥ずかしい気持ちもある」と、その根は深い。

 では、どのようにマネジメントするのが得策なのか。午堂氏は次のように話す。

「いくら自分のほうが立場は上でも、“社会人の先輩”として最低限の礼儀は守りながら、困ったときに経験や人脈を生かせるよう“縁の下の力持ち”的ポジションを与えるのが活用のひとつです。ただし、管理職側に回る能力はないため、若い部下はつけさせてはいけません。その人にしかできない仕事をさせる“スペシャリスト化”すれば、チームはうまく回るでしょう。それでもダメだったら、見切る決断を」

 つまり年上・年下も、求めるものを満たすことが重要。まずは面倒くさがらずに、管理職になったら、1対1の面談は必須だ。

◆<解決の心得>

・部下にこまめに声をかけ承認欲求を満たす

・年上の部下は経験を尊重し専門的役割を与える

・部下の承認欲求を満たす1対1の面談は必須

<取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/市橋俊介>

※週刊SPA!4月9日発売号「[はじめての管理職]読本」特集より

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