妻からの“夜の営みのサイン”がコワい…セックスレス夫の苦悩

日刊SPA! / 2019年5月7日 15時53分

写真

 結婚してから「セックスレス」になってしまう夫婦は少なくない。妻との温度が変わらず、いつまでも仲良く暮らしていければこの上ないが、夫婦間では非常に深刻な問題でもある。なぜ、そうなってしまうのだろうか。

 夫婦であれば、コミュニケーションや愛情表現のひとつだろうが、そのタイミングは人それぞれで難しい。皮肉にも妻からの“夜の営みのサイン”がプレッシャーとなり、“義務”として苦痛に感じている男性も……。

◆夫の悩み「妻からの“夜の営みのサイン”がコワいです」

「妻とは同級生なのですが、だいぶ待たせてしまって……。30歳を迎える時に結婚しました」

 篠田政夫さん(仮名・31歳)は現在、大学生の時から付き合っている彼女と結婚して2年目になる。そんな政夫さんの悩みは、妻から送られてくるLINEだ。

 先日、「仕事で帰りが遅くなる」と妻にLINEを送ったところ、「連絡が遅い。じゃあ、晩御飯いらないってことね?」と焼きそばがゴミ箱にぶちまけられている画像が送られてきて、とても怖かったそう。

「冷蔵庫に入れておいてくれたら後から食べるのに、と言ったらさらに怒られましたね」

 妻としては、メニューを考えて買い物に行き、料理するんだから……メニューを考えてる段階で連絡をしなければアウトなんだとか。だからと言って、夫婦仲が悪いのかといえば、そうではないのだが……。

「バスルームで湯船に浸かってる笑顔の自撮りを送ってくることもあって。それが今、いちばんの悩みでもあります」

 その行動が意味するものは、実は、妻からの“無言のアピール”なのだ。

「ぶっちゃけ『今夜抱いてくれ』の合図なのですが、正直、家に帰るのが苦痛だなと足が重くなっちゃうんですよね。もちろん、妻が私を愛してくれているのはわかるのですが、『私をイカせられないなら、お前の存在価値ってなに?』とか言うんです。そんなに威圧感を出されたらしょんぼりしちゃって、まったく気乗りしないというか……。最近はたんなる義務って感じですね」

 妻は政夫さんが大好きで、ただ抱いて欲しいだけなのだが、プレッシャーを与えてしまっているらしい。ますます距離が離れてしまっているのかもしれない。

◆「一生懸命な妻の気持ちもわかるのですが…」

 吉田幸宏さん(仮名・30歳)は、SNSで知り合ったEさん(38歳)と昨年結婚したばかり。

「二人とも同じアイドルが好きで、ハッシュタグで僕を見つけたEが、リプライをくれたことがきっかけで徐々に仲良くなったんです」

 年上のEさんは、幸宏さんのことを「かわいい」と甘やかしてくれるのだとか。そんな彼女の愛情を深く感じ、結婚に至ったのだが、最近は様子が変わりつつある。

 とにかく子どもが欲しかったEさんは「1日でもはやく妊娠したい」と幸宏さんに訴えかけ、結婚するとすぐに二人の妊活がスタートした。しかし……。

「あの優しかった妻が、僕の大好きなサウナ通いを禁止にしたんです。その理由は、なんでもイタリアの研究者が、サウナに通う男性は生殖機能が正常ではない可能性がある、とか言っているらしくて。ネットの記事で読んだとかで、それを真に受けているようです。真偽はわかりませんが……強く言ってくるので、妻に従うしかありません」

 今まで何かを強要されたことなどなかったのに、結婚した途端、激しい口調で幸宏さんの行動を制限してくる様子に驚いてしまったそう。

「僕も子どもは欲しいですし、妻のことも大切だと思っていますが……正直、ちょっと怖いんですよね」

 妻のEさんは、あらゆる情報を調べては幸宏さんに実践するよう迫ってくるという。あるときは、「クルミを食べると、濃くて質の良い精液が作られるらしい」と毎回の食事にクルミをふりかけてきたそうだ。

「ご飯のときぐらいはもっと楽しく、呑気な話でもしたいって思ってしまうんですよ。年齢的に焦る気持ちはじゅうぶんに理解できるのですが、さすがにウンザリしてしまって」

 さらには生理の周期をアプリや検査薬で管理していいるEさんは、妊娠しやすい時期になると決まって夕食にカレーを作るんだとか。

「僕の好物だから『今夜は頑張ってね』という意味を込めて作ってくれていると思うのですが。正直、“夜の営みのサイン”になってから、あまりカレーが好きじゃなくなったというか……クルミも目一杯ふりかけられてますし、なんだか腰が引けてしまって。とはいえ、妻の一生懸命な気持ちもわかります。ただ、本音を言えば、もっと雰囲気を大切にして、自然の流れで子どもができればいいなって思います」

 そう言って、ため息をつく幸宏さん。Eさんを思う気持ちはあるものの、明らかにそんな気持ちになれない夜が増えているそうだ。

 当然、夫婦それぞれで事情は異なるだろうが、今回のケースのように行為が“義務化”してしまうと、「逃げ出したくなる」という人もいるようだ。

 2人の夫は、妻を愛していると言いながらも「トラウマになりそうです」と口をそろえる。このままでは、いつかセックスレスにもなりかねない表情だったことが印象的だ。

 とはいえ、人生の伴侶としてお互いを選び結婚したはず。子どもが目的ならば、体外受精など様々な選択肢もある。もっと本音で話し合ってみることが必要なのかもしれない。<取材・文/日刊SPA!取材班、イラスト/鈴木詩子>

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング