キーボード必須派に人気の変態ガジェット「ウルトラモバイルPC」 3選

日刊SPA! / 2019年5月7日 8時30分

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【天空 GPD Pocket2】

 20×10cmほどの折り畳み式の筐体。最近ではめっきりマイナーな存在になった「電子辞書」を彷彿させるガジェット「UMPC」が、プチブームになっている。

「UMPCとは『ウルトラモバイルパソコン』のこと。ノートPC未満、PDA端末以上の性能を持った製品を指します」(ガジェット系ライターの板倉正道氏。)

 こうした製品は、実は10年ほど前にもブームになったことがある。

「2008年から2009年にかけて、ASUSの『EeePC』や、ソニーの『VAIO P』『VAIO U』といった商品がヒットしました。『VAIO P』は、いまだに中古市場では非常に人気で、価格も高騰しています。これらの製品が、UMPCの先駆けと言えるでしょう」

 確かに、スマホが普及する前は、小型なのにそこそこ何でもできそうな「VAIO P」のような端末は輝いて見えた。しかし、いまやスマホもあればタブレットもある。なんならディスプレイを折り畳めるスマホも手に入る。そんな時代にUMPCを選ぶ理由とは?

「コアな層は『やっぱり文章はキーボードで入力したい』というユーザーです。スマホのソフトキーボードで長文を打つのは疲れるし、Bluetoothキーボードは遅延が多く使いにくいので、フルキーボード付きの端末が欲しい……というユーザーは、根強い勢力を誇っているのです」

 そうは言ってもニッチ商品なので、一般ユーザーの目には留まりにくいUMPCだが、キックスターターやインディーゴーゴーなどのクラウドファンディングでは新製品が続々登場中。

◆タフネスとスタイリッシュを両立。ビジネスパーソンも納得の安定感!

 また、「GPD Pocket2」のように、日本の代理店が取り扱っている商品は、入手しやすいのでおすすめだ。

「OSがWindows10の製品なら、ノートPCからの乗り換えでも違和感なく使用できます。SIMスロットを搭載しているかどうかも、製品選びの一つのポイントになるでしょう。海外製品の場合、日本国内で使用するには技適の問題がありますが、旅行先で安価な現地SIMを使えるのはメリット。

【天空 GPD Pocket2】

価格:7万7700円 「GPDダイレクト」

高級感のあるMacBookのようなデザインが特徴。UMPCでは珍しくファン冷却を採用しており、高負荷時でもストレスなく使用できるのが嬉しい。ネット接続はWi-Fiのみ

OS:Windows 10 Home 64bit

CPU:Intel Core m3-8100Y

RAM:8GB

ストレージ:128GB

ディスプレイ:7インチ

バッテリー容量:6800mAh

サイズ:W181×H113×D8~14mm

重量:510g

◆スマホライクなサブ液晶がニクい! 世界各地で使い倒せるeSIM対応

 『Cosmo Communicator』は、eSIM(1枚のSIMをネット上で書き換えて各国のSIMとして使うもの。現地回線と直接通信するので国際ローミングより安価)に対応しているのが魅力です」

【Planet Computers Cosmo Communicator】

価格:569ドル(約6万3000円)「Indiegogo」

iPad miniとほぼ同じ重さの6インチPC。SIMスロット搭載で、単体でのネット接続が可能。特筆すべきは「背面液晶」。スマホのようにメールや着信などの情報が表示できる

OS:Android9.0/Linux/SAILFISH

CPU:MediaTek Helio P70

RAM:6GB

ストレージ:128GB

ディスプレイ:5.99インチ サブ2インチ

バッテリー容量:4220mAh

サイズ:W171.4×H79.3×D16mm

重量:320g

◆8インチ画面でゆったり作業。ガジェットはこれひとつでOK

 さらには、モニターを360度回転させてタブレットのように使える「Falcon」のような製品も(ペンによる手書きにも対応)。

【Topjoy Falcon】

価格:399ドル(約4万4300円)「Indiegogo」

今回紹介する製品の中では最大となる8インチUMPC。360度回転するモニターを搭載し、スタイラスペンによる手書き入力にも対応。ノートPCとタブレットの両役を兼ねる

OS:Windows 10 Home/Ubuntu

CPU:Intel Pentium N5000

RAM:8GB

ストレージ:128GB(256GBモデルあり)

ディスプレイ:8インチ 360度開閉

バッテリー容量:5800mAh

サイズ:W200×H130×D20mm

重量:650g

 すべての要素を詰め込んだ万能製品がないのは惜しいところだが、そもそも「変態ガジェット」とは、自分のニーズを知り尽くしたユーザーのためのもの。ぜひお気に入りを見つけてほしい。

<取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/高仲健次>

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