落ちモノが“浮きモノ”に変身!?『ドクターマリオ』のスマホゲームが登場

日刊SPA! / 2019年7月7日 8時30分

写真

『ドクターマリオ ワールド』

◆ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

『ドクターマリオ ワールド』
iOS、Android/任天堂/無料(アイテム課金制)/7月10日配信

 7月10日にスマホゲーム『ドクターマリオ ワールド』の配信がスタートします。任天堂の本格的なスマホゲームは、『スーパーマリオ ラン』から始まり『ファイアーエムブレム ヒーローズ』『どうぶつの森 ポケットキャンプ』『ドラガリアロスト』と続き、今回はパズルゲームとなります。

『ドクターマリオ ワールド』は、任天堂とLINEの協業に基づいて開発されたタイトル。LINE系のゲームは、『LINE POP』や『LINE ポコパン』などパズルジャンルを中心にヒット作が多く、特に2014年配信の『LINE:ディズニー ツムツム』は、昨年11月に全世界累計8000万DLを達成するなど、いまだに根強い人気を誇っています。

 この『ツムツム』と肩を並べる存在になれるかがヒットの目安。『ドクターマリオ』自体の知名度はかなり高いので、初期DL数の勢いは相当なものになるでしょう。ただ、『ツムツム』と比べるとファンシーな可愛さは薄く、ゲーム内容もやや直感的ではないため、ライト層がどこまで定着するかは未知数です。

 もともと『ドクターマリオ』は、1990年にファミコンとゲームボーイで同日に発売されました。『テトリス』が流行るなかで、ゲームボーイの生みの親として知られる横井軍平氏も開発に関わった任天堂の落ちモノパズルとして登場。カプセルとウイルスの色を揃えて消すというシンプルなルールながら、スピード「HI」では手も脳みそも追いつかないほどの速さでカプセルが落下し、ゲーマーたちの挑戦心をかき立てました。

 スピード「HI」、レベル20をクリアしたときのUFOエンディングは語り草。ちなみにこのクリア手前の局面からプレイできる特別バージョン『ドクターマリオ 知る人ぞ知るUFO直前バージョン』が、『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』の特典としてNintendo Switchで配信されています。

 さて、今回の『ドクターマリオ ワールド』は、スマホ向けにかなりアレンジが施されています。まず、同色を揃える数が4個から3個に変更。また、落ちモノではなく下からカプセルがプカプカ浮いてくるスタイルになりました。ウイルスをすべて消すというルールは同じですが、ステージごとに使用カプセル数に制限があり、思考型パズルに寄っています。

「ステージモード」は5ワールド200ステージ以上を収録。それぞれのステージにはカメや爆弾など多彩な仕掛けが配置されています。マリオ以外にピーチやクッパ、ヨッシーたちもドクターとして参戦し、ピーチなら「ランダムに縦一列を消す」、ヨッシーなら「ランダムにオブジェクトを3個消す」といったスキルの概念もプラス。

 全体として、地味目だったオリジナルの『ドクターマリオ』よりも、ポップでにぎやかな雰囲気に仕上がっています。公開されている動画などを見る限り、『ドクターマリオ』のエッセンスを採り入れた新作パズルゲームととらえたほうがしっくりくるかもしれません。オンラインで直接対戦できる「VSモード」も用意されています。

 今回は『ドクターマリオ』がスマホゲーム化されましたが、個人的には横井軍平さんが生んだ『パネルでポン(パネポン)』もスマホで復活して欲しいタイトル。一時期、友人と徹夜で100連戦するほどハマっていました(笑)。「こんなに面白いのになぜブレイクしないのか」とリメイクのたびにささやかれる『パネポン』。再び光が当たるといいのですが。

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲームの紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。著作には『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)がある。ウェブサイト「ディファレンス エンジン」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング