鶏純度100%の白湯ラーメン。超濃厚スープに脳内で鶏が舞った

日刊SPA! / 2019年9月11日 8時30分

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鶏白湯ラーメン(780円・税込み)

―[麺すすり子のラーメン巡礼]―

 こんにちは。ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員、麺すすり子です。

 今回はわたしが人生で初めて愛した「鶏白湯ラーメン」をご紹介します。白湯(パイタン)とは、どちらかというとこってりめの濁りのあるスープのことです。反対にあっさり淡麗な透き通ったスープは「清湯(チンタン)」といいます。

 今回ご紹介する鶏白湯ラーメンは「超濃厚」鶏白湯です。中の上ではいられないタイプなのでしょうか。そういう白黒つけたがりタイプのラーメン、しっかりとストライクゾーンです。そんな超濃厚鶏白湯ラーメンをいただけるお店が東京・八王子にある「れんげ」です。

 店内に入ると、店主の松原さんと、れんげのおばちゃん(自称)のお二人が「あなたを!待って!いました!!!」と言わんばかりの笑顔で「いらっしゃいませ~!!!」と声をかけてくださります。入店早々この笑顔が「ここに来てよかった」感をMAXにもっていってくれるので、全ラーメンを愛する民に“つよい”です。

 食券を買っておばちゃんにお渡しすると、またまた溢れる笑顔で受け取ってくださるので、わたしもニコニコで待ちます。

◆旨味が凝縮された「鶏白湯ラーメン」

 こちらがれんげの「鶏白湯らーめん」(780円・税込み)。ネギとメンマと鶏チャーシューがのったシンプルなビジュアルのラーメンです。まずこのシンプルさがめちゃくちゃ好きです。多く着飾ることなく、このシンプルさにすべてを込めているんですよね、わかります……。

 それでは、いただきます。

 ポタージュのような超濃厚~~~なスープ。出汁に野菜等使用しておらず、鶏だけで出汁をとった純度100%の鶏白湯スープです。ほんのひとくちスープを口に含むだけで、鶏たちが口中にぶわ~~~っと広がっていきます。鶏のおいしさをこれでもかと詰め込んで凝縮したタイプの幸せ。脳みその中が鶏で溢れかえります。勝手なこと言いますが、鶏もこんなにおいしくしていただけたら成仏だろうなと想いを馳せます。

 こんなに超濃厚なのに、全然くどくなくて、なんだかほっこりしちゃうからたまりません。

 濃厚スープは、れんげですくわずとも、しっっっかりと麺に絡みついてきます。スープの絡んだ中細麺がスープのうまみをグイグイ後押しして、スープも麺も止まらないです。

◆超しっとり鶏チャーシュー。脳内で鶏が舞う!

 さらに、美しく横たわる鶏チャーシュー。優しく持ち上げたくなるビジュアルです。大切に持ち上げて、いただくと、見た目通りの超しっとり食感。ここでも脳みその中で鶏が舞います。思った通りの激ウマがピンポイントで攻めてきてくれる、大変な多幸感です。

◆ラーメンの隠し味は、店主さんの愛情

 こんな幸せほっこりラーメンを作るのが店主の松原さん。

 ラーメンは無化調で、しかも1人で作っているそう。無化調スープとは、自然由来の素材だけでうまみを引き出したもの。自然の素材ゆえに、素材の個性があり、そのブレ幅を最小限に抑えなければれんげの味になりません。そんな微調整を5年間1人で続けてきた松原さん。わたしたちの想像を遥かに超える苦労があることとお察しします……。

 苦労もたくさん、ですが、その分の幸せもたくさん。

「たくさんの人に愛されていること、子連れファミリーが週末にれんげのラーメンを食べてくれること、そんなひとときが幸せ。これからもそういった素朴な喜びを提供できるようなお店でありたい」とおっしゃる松原さん。決して広くはない店内にテーブル席があるという形の愛。この愛こそが幸せラーメンの隠し味です、間違いない。

 実はれんげのラーメン、私が上京して初めて食べた鶏白湯ラーメンなんです。ラーメンのおいしさはもちろん、店員さんとお店の雰囲気まで記憶に残っているラーメン屋さんです。八王子に来たときに「あ、れんげ行きたいな」って自然と思わされる。そんなお店ってめちゃくちゃエモいなと思うんです。

 れんげの鶏白湯らーめんが、もっとたくさんの人の記憶に残り続けますように。

 ごちそうさまです!

<文/麺すすり子>

【麺すすり子】
ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員。豚骨ベースの鹿児島ラーメンで育ち、18歳で上京してラーメンの幅広さと奥深さに取り憑かれる

―[麺すすり子のラーメン巡礼]―

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