入社3か月で退職、優秀な新入社員の辞めた理由にア然

日刊SPA! / 2020年7月13日 8時54分

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新入社員たちもそろそろ仕事に慣れてきたはずだが…

 7月になり、新入社員たちも仕事に慣れてきた頃だろうか。緊急事態宣言解除から1か月以上が経ち、現場で仕事に向き合う姿が思い浮かんでくる。

 一人前の戦力として活躍するべく悪戦苦闘しているはずだが、そんな時期に突然辞めてしまう新入社員もいる。

◆入社3か月で退職、頼もしい新人が副社長と不倫関係に…

 アメリカのベンチャー企業で海外子会社としての日本法人を立ち上げ、そこの雇われ社長をしていた時の話を聞かせてくれたのは中村祐介さん(仮名・60代)だ。

「10年以上前の話ですが、社長秘書を採用することになり、応募者の面接を開始しました。もちろん、面接は私自身が行いました」(中村さん、以下同)

 約1か月かけて何十人の応募者のなかから、最も若い20代前半の大学院新卒の女性を採用した。彼女は入社初日から仕事に対して手慣れた感じでバリバリと仕事をこなす様子だったと話す中村さん。

「若いのに感心したことを覚えています。『良い人が採用できた。私の見る目も確かだな』と自己満足していたのです。私だけではなく、他の社員ともすぐに打ち解けて仲良くなり、ランチタイムには一緒に食事に行く様子も目にしたことがあります。社員たちの彼女に対する評判も上々でした」

 出勤態度も良かった。遅刻・欠勤もなく、残業も快く引き受けてくれて頼もしい新人だったようだ。採用して1か月が経った頃、アメリカの本社から日本担当の副社長(※40代前半の既婚男性)が来日することになり、英語が達者で人柄の良い彼女に彼のアテンドと通訳を命じた中村さんだったが、その抜擢がのちに後悔を生むことに……。

「副社長の滞在期間は3週間で、普段のルーティン業務に加えて副社長の面倒を見なければならない状況で大変でしたが、彼女のお蔭で何とか乗り切ることができました」

 ところが、副社長が離日した数日後に彼女は突然有給休暇を申請した。しかも1週間だ。

「その理由は『副社長のアテンドで疲れたから少しゆっくりして心身をリフレッシュしたい』とのことでしたので、許可したんです」

 しかし、彼女の休暇後、有給休暇の本当の理由が明らかになる。

「休暇が明け出勤した彼女から出た言葉に唖然としました。『できるだけ早く退職したい』というのです。当然理由を問いただしました。『仕事が忙しく年老いた両親との間がぎくしゃくしてきたので修復のためにしばらく家事手伝いに専念したいから』と話すので、了承したのですが……」

 まだ入社して3か月。とはいえ、理由が理由なだけに仕方なく思い、彼女は円満退職した。

 それから半年後、耳に入ってきた衝撃の事実とは……。

「副社長が滞在中、彼女とはすっかりねんごろな関係になり、副社長の帰国を追って休暇を取っていました。渡米し彼の離婚を見届け帰国したというのです。その後は、一回り以上も年上の副社長と結婚してアメリカに住んでいるようです」

 中村さんにとって、インパクトの強い新入社員として印象に残っているようだ。

◆謎の出張…海外で豪遊三昧の新入社員

 外資系のIT企業に勤める加藤ひろみさん(仮名・30代)は、どこから連れてきたのか不明の、部長のコネで入社した新入社員について明かす。

「ずっと席に座っているだけ……。そんな印象だけが残る新入社員がいました。彼は部長のコネでしたが、会社に来ても何をしているか分からないし、何もしていない雰囲気を醸し出している不思議な人でした」(加藤さん、以下同)

 彼の仕事はいったい何の業務だったのか未だに分からないと話す加藤さん。正体不明の彼の行動に、ミステリーさが増していく。

「部長はよく海外に出張していました。韓国が多かったのですが。その出張に彼は必ず付いていくんですよ」

 社員のなかでは、謎の出張として噂されていたという。そして、台風の日に非常識な彼の行動が露わになる。

「台風が接近しているということで、社員のみんなは始業時間に間に合うように心掛けて早めに出勤していました。または、遅れてでも出社しようと努力していたのですが……。始業時間が過ぎても彼からの連絡はありませんでした」

 台風とはいえ、遅れることが分かっているのなら連絡をすることは常識だ。しかし、彼にはそのような意識は全く無かったようだ。

「彼は台風が去った頃に、スーッと出社してきました。そして『あれ? 皆さん普通に来たんですか?』と。むしろ、私たちが出社していることに驚いていたんです。いやいや、こっちがビックリですよ」

 そんな彼に対して、社長は快く思ってはいなかったという。

「結局、彼は1年未満で突然退社しました。挨拶も当然ありません。私たちのなかでは、お金だけ使った人として未だに“伝説の新入社員”のイメージが残っています」

 何のために入社したのだろうと、謎だけが残ったという加藤さん。彼のその後の行方は分からないそうだ。そして、その後部長も、社長との折りが合わずに辞めていったと加藤さんは笑いながら話す。

「謎の出張は、何のために行っていたのか社員全員知らされておらず……。結局は豪遊していたという噂です」

 会社とは働く場所という概念は間違っているのだろうかと考えてしまう。恋愛することも、ただお金を稼ぐためだけに出社することも自由だ。

 ただし、頑張って少しでも会社のために働こうと思っている人もいるのだ。筆者は、同期や同僚と切磋琢磨して成長しようとする新入社員たちを応援している。<取材・文/chimi86>

【chimi86】
ライター歴4年目。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。Instagram:@chimi86.insta

―[モンスター新入社員録]―

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