「ユニクロU」先行発売のコーデュロイシャツ。プロの採点は…

日刊SPA! / 2020年9月1日 8時53分

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ボタンはシャツの印象を大きく左右

―[ファストファッション、全部買ってみた]―

 ファッションYoutuberのまとめです。普段はアパレル会社を経営するかたわら、ユーチューブやSNSなどを通じて、ファッションに関する役立つ情報を発信しています。

◆新作「ユニクロU」の先行発売アイテムをレビュー

 今回はユニクロU2020秋冬の先行販売アイテム「コーデュロイワイドフィットスタンドカラーシャツ」を紹介します。

 ユニクロUとはユニクロと「クリストフ・ルメール」という世界トップデザイナーのコラボレーションラインのこと。ここ数年、毎年展開され、ファッション好きやアパレル関係者もこぞって購入するほどの高いクオリティを誇っています。ユニクロのアイテムの中でも最高にコストパフォーマンスがいいといえるでしょう。

 そんなユニクロUの最新アイテムのクオリティはどうかを徹底的にレビューしていきます。

 今回、紹介するアイテムはこちらです。

・ユニクロU/コーデュロイワイドフィットスタンドカラーシャツ

◆生地感は薄めで、シワができやすい点は要注意

 まず、素材。こちらの商品名「コーデュロイワイドフィットスタンドカラーシャツ」の「コーデュロイ」に当たる箇所です。コーデュロイとは若干起毛していて生地表面に縦畝のある素材になっています。

 今回、紹介するこちらのコーデュロイシャツは「細畝」といい、表面の盛り上がりである畝が細くなっています。市場で見かけるものはこれよりも太い「太畝」が多い印象です。

 一般的に秋冬に展開されている素材なので、暖かい印象が強いかと思いますが、実際着用してみるとそこまで暖かくないものが多く、実は見た目の割には防寒性がありません。特に今回のような細畝かつ生地感も薄いタイプであれば、起毛感もほとんど感じられず、防寒性への期待はできないでしょう。

 コーデュロイは畝があるので無地でも地味にならないという特徴もあります。畝による凹凸で生地に表情が出ているので、地味な印象は皆無。

 ただし、このシャツは生地感が薄いため、かなりシワが出やすいです。手で軽く握ると簡単にシワが定着してしまうほど、シワ感が目立つ素材になっているので気になる方は要注意ポイントです。

◆シルエットにはゆとり感があり、リラックスした印象

 次にシルエット。商品名の「ワイドフィット」に当たるポイントです。「ワイドフィット」という名前の通り、広いフィット感ですが、オーバーサイズというほど大きな作りではなく、ややゆとりのあるリラックスしたシルエットです。

 このようなリラックスしたシルエットのアイテムを着用する際には袖を捲ってみましょう。これだけで着せられてる感がなくなり、今まで似合わないと思っていたものが意外としっくりきたりします。

 なぜ袖をまくるだけで印象が変わるのかというと、手首は視線が集まる重要な部分なので、ここの印象の違いだけで、洋服全体の印象を変えることができるからです。というのも手首は人の視線が集中する首・手首・足首の「3首」のというポイントの一つ。

 たとえば、首元のボタンを一つ開けるか閉めるかだけで印象はまったく変わるので、鏡の前で実際に色々試してみましょう。

◆襟元にひと工夫を入れることでおしゃれ感に変化

 また、ノーカラーや今回紹介しているようなスタンドカラーのシャツを着用した際にぜひ試していただきたいのが、襟が外側に開くよう手で癖をつけることです。これにより首周りの印象を変えることができ、着こなしや気分によって印象を操作することができます。

 インフルエンサーさんやショップ店員さんが着ている洋服を見て、かっこいいなと思って購入して着用しても、実際に自分が着ると何か微妙に違うなと思ったときはこういう細部の違いによるものが多いです。

 ぜひ洋服の細かい部分も意識して試してみましょう。

◆スタンドカラーでカジュアル寄りなデザインに

 次にデザイン。商品名の「スタンドカラーシャツ」に当たるポイントです。「スタンドカラー」とは、着用した際に襟が立ったような状態になるカラーのこと。

 シャツ襟は多くの種類があり、スーツスタイルで着用するシンプルな「レギュラーカラー」や襟先がボタンで止められている「ボタンダウンカラー」などがあり、襟の種類によって商品名も変わるほど重要なポイントです。

「スタンドカラー」の場合、ややカジュアルな印象になります。基本的にシャツ襟はレギュラーカラーが最もドレスライクで大人っぽい印象を与えます。スタンドカラーはそのレギュラーカラーを省略したようなデザインなので、フォーマルを崩したカジュアルな印象になります。

 また、シャツの前立て部分は「プラケットフロント」。シームが前立ての両端に見られ、こちらもややカジュアルな印象のディテールです。このようにデザインを見ていくと、シャツは大人っぽくドレスライクなアイテムですが、そのシャツというカテゴリーの中では若干カジュアル寄りに作られているということがわかります。

◆ボタンと色の差でシャツの印象にも違いが

 カラーバリエーションはダークブラウン、オレンジ、ナチュラル、ブラックの4色展開になっていて、今回ナチュラルを購入しました。というのも、ほかの3色もかなり色味はよかったのですが、ボタンと生地の色差が大きく、目立ってしまいボタンがチープに見えていたので、最もボタンが目立ちにくいナチュラルを選んでいます。

 アイテムを選ぶ際はパーツ部分でも印象が変わってくるので、パーツ部分に目を向けてみるのもオススメです。

 今回紹介したのは
・ユニクロU/コーデュロイワイドフィットスタンドカラーシャツ

 デザインとシルエットはバランスが取れていてかなりいいですが、素材感は高級感があるとはいえず、機能性の面においても防寒性はない点やシワになりやすい点でそこまでいいとはいえませんでした。

 似ているシャツが手持ちになく、機能性は気にならず今から秋冬を先取りしたい方にはオススメです。まだ1着もスタンドカラーのシャツを持っていない、オーバーサイズのシャツ持ってない、コーデュロイ素材のシャツ持ってない、という方はぜひチェックしてみてください。

【まとめ】
株式会社RePLAY代表取締役。ブランドやセレクトショップ、古着、ウェブメディアなどアパレルに関する多彩な事業を運営。ユーチューブ「まとめチャンネル」やブログ、ツイッターでは、おしゃれ初心者にもわかりやすいファッション情報を配信中!

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