ネット通販で「買ってはいけない家電/買うべき家電」家電販売員が解説

日刊SPA! / 2020年9月5日 15時54分

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―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。今回のテーマは、「ネットで買ってはいけない家電/ネットで買ったほうがいい家電」です。

◆ネットで買うのは危険な家電は?

 実店舗派の方も、ネット派の方もいると思いますし、どちらで買っても同じだろうと考える方がいるかもしれませんが、実はどちらも明確にオススメできる家電があります。

「ネットで買って失敗した」というのをよく耳にするのはエアコンです。せっかくネットで安く購入できたのに、エアコンを取り付けるのに、追加で多額の工事代金を請求されたなんて話も聞きます。

 これは決して悪徳業者にふっかけられているわけではありません。設置場所の近くにコンセントなどの専用回路があるかどうか、室外機をエアコンの近くに設置できるかどうかといったご自宅の状況次第で、設置にかかる工事代金は大きく変わります。最近だと、壁の中に配管を隠している「隠蔽配管」の住宅も増えてきました。隠蔽配管の場合は、別途高額の工事費がかかるので、特に注意が必要です。

 店舗で購入すれば、事前にどれくらいの工事費が必要か明確にできますし、時期によっては古いエアコンの取り外し費用が無料、配管カバーが無料といったキャンペーンも積極的に行っていますので、エアコンは実店舗で購入するのがオススメです。

 ほかにも冷蔵庫や洗濯機といった大型家電も実店舗で購入したほうがいいでしょう。これらの家電は、お客様のご自宅に搬入と設置ができるかどうかが重要なポイントになります。ご自宅の環境によっては、クレーンを使わないと搬入できない可能性もあるので、値段と性能だけ見てネットで買うと失敗につながりやすいです。

◆ネットで買ったほうがお得な家電は?

 家電量販店に務めている身としてはあまり言いたくないのですが、もちろん、ネットで購入したほうがいい商品もあります。その最たるものがテレビ。搬入に困ることは少ないですし、自分で設置しやすいのも利点です。たいていの家電は実店舗よりもネットのほうが安く購入できるので、家電量販店で商品を見てネットで購入するのは賢い方法ということになってしまいます。

 あとは、パソコンもネットで買ったほうがいいですね。家電量販店は日本メーカーとのつながりが強いので、日本メーカーのパソコンをすすめられる可能性が高いですが、日本メーカーは余計な機能が付いているうえに、海外メーカーの商品と比べて割高な傾向にあります。

 パソコンはオンラインなどのサービスに加入してもらうことで安くできるので、実店舗で購入する旨味もほとんどありません。以前の記事でも紹介しましたが、パソコンは最も値切りが難しい商品のひとつなので、交渉してお得に購入できる可能性も低いです。

 これらの家電の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

【家電量販店のスズキ】
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

―[家電屋さんのトリセツ]―

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