仕事終わりに遠出できる限界点は? 東京からどこまで行けるか調べてみた

日刊SPA! / 2020年9月18日 15時50分

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サンライズ瀬戸

―[シリーズ・駅]―

 週末を利用して旅行するとき、ほとんどの人は土日を使った1泊2日という日程だろう。だが、モノは考えようで金曜日の仕事終わりにそのまま出発できれば2泊3日となり、土曜日は朝から現地で観光を楽しむことができるはずだ。

 そこで今回は「仕事終わりに遠出できる限界点」というテーマで、終業時間別に飛行機や鉄道を使ってその日のうちに東京からどこまで行けるのかを調べてみた。

◆18:00終業の場合の場合(※18:30までに東京駅到着)

①東京18:31発→浜松町18:37着/18:41発→羽田空港第1ターミナル19:03着/19:40発→[JAL529便]→新千歳空港21:15着/21:31発→[快速エアポート215号]→札幌22:11着/23:05発→[特急カムイ47号]→旭川0:30着 924.4㎞

②新千歳空港21:15着/21:31発→[快速エアポート215号]→南千歳21:34着/21:42発→[特急とかち9号]→帯広23:48着 856.3㎞

③東京18:31発→浜松町18:37着/18:41発→羽田空港第1ターミナル19:03着/19:55発→[JAL925]→那覇空港22:25着 1563.1㎞

 朝、オフィスに出勤して働くサラリーマンであれば、残業がなければ18時までに定時終業となる人も多いだろう。この時間からならコロナで減便になっている現在も、飛行機で地方へ飛ぶことできる。

 北海道なら時間帯的に新千歳行きの便しかないが、そこから快速と特急を乗り継いで旭川まで行くことが可能。道東方面なら釧路行きは無理だが、最終の特急とかちに乗って帯広までは行ける。

 一方、南の限界値は那覇。すでに時間が遅く空港から北谷や名護に向かうバスは終わっているが、モノレールは運行しているので那覇市内に向かう分には問題ない。

 新幹線利用のルートはあえて書かなかったが、東京発なら新函館北斗、秋田、新庄、金沢、博多が運行している。博多以南の九州新幹線にしても、羽田から福岡空港まで飛行機で行けば、乗り継ぎできる時間に着くので心配ない。もともと公共交通手段が極端に少ない僻地はともかく、地方の主要都市であれば仕事終わりでもかなりの地域に当日のうちに行くことができるはずだ。

◆19:00終業の場合の場合(※19:30までに東京駅到着)

①東京19:34発→浜松町19:40着/19:43発→羽田空港第1ターミナル20:05着/20:40発→[JAL531]→新千歳空港22:15着/22:35発→[快速エアポート225号]→札幌23:15着/23:22発→岩見沢0:04着 852.7㎞

②札幌23:30発→小樽0:16着 841.1㎞

③東京19:34発→浜松町19:40着/19:43発→羽田空港第1ターミナル20:05着/20:30発→[SFJ89]→北九州空港22:10着/22:30発→[バス]→小倉駅23:06着/23:11発→[特急ソニック60号]→博多23:59着/0:11発→久留米1:05着 889.8㎞

④北九州空港22:37発→[バス]→朽綱駅22:53着/23:02発→行橋駅23:13着/23:20発→[特急ソニック59号]→大分駅0:35着 797.1㎞

 働き方改革で残業が大幅に減った職場でも、1時間ほど会社に残って仕事をする日も珍しくないだろう。それでも18時終業同様、北海道はフライトにまだ間に合う時間だ。

 ただし、すでに旭川や帯広に向かう最終の特急が出た後で、到達可能な限界点は小樽、それと札幌の北東約40キロに位置する岩見沢となる。

 これに対して南も飛行機を使うことで九州には行くことができる。ただし、羽田発福岡行きは最終便が出てしまった後になるため、北九州空港へのフライト利用する。

 ちなみに北九州空港から飛行機の到着に合わせて小倉駅など各方面にバスが運行。博多行きの特急ソニックを利用すれば、博多から普通列車に乗り換えて福岡県南部の久留米まで行くことができる。

 また、福岡方面ではなくそのまま南下するなら北九州空港から朽綱駅行きのバスに乗り、そこから普通列車で行橋駅まで移動し、そこから特急ソニックに乗れば別府・大分のホテルに同日中にチェックインすることも可能だ。

◆20:00終業の場合の場合(※20:30までに東京駅到着)

①東京20:44発→[つばさ159号]→山形23:26着/23:40発→天童23:59着 302.1㎞

②東京20:44発→[つばさ159号]→山形23:26着/23:35発→寒河江0:01着 302.1㎞

③東京20:44発→[やまびこ223号]→仙台22:46着/23:29発→小牛田0:18着 337.7㎞

④東京20:52発→[とき349号]→新潟22:57着/23:21発→村上0:33着 283.0㎞

⑤東京21:04発→[かがやき519号]→金沢23:35着/23:48発→小松0:20着 309.0㎞

⑥東京20:30発→[のぞみ113号]→岡山23:51着/0:01発→倉敷0:25着 559.7㎞

⑦東京20:30発→[のぞみ113号]→岡山23:51着/0:12発→[快速マリンライナー77]→高松1:21着 542.3㎞

※東京20:30発→浜松町20:36着/20:40発→羽田空港第1ターミナル21:02着/22:00発→[SFJ93]→北九州空港23:40着/23:50発→[バス]→天神1:35着 889.2㎞

 会社を出るのが20時になってしまっても心配は要らない。この時間からだと飛行機での移動は難しくなるが、各方面への新幹線はまだ頻繁に出ている。

 山形新幹線なら山形乗り換えで天童や寒河江、東北新幹線は仙台乗り換えで小牛田、上越新幹線は新潟乗り換えで村上、金沢新幹線は金沢乗り換えで小松まで行ける。

 東海道新幹線も関西を越えて岡山まで行くことができ、そこから乗り換えれば倉敷や四国の高松までは移動圏内だ。

※現在はコロナの影響でほぼ毎日欠航となっているのであくまで参考情報だが、羽田発北九州空港行きのスターフライヤーには22時以降発の深夜便がある。フライトがある日には、空港から博多中心部の天神行きのバスが出ており、運航が再開されれば20時からの移動でも九州まで足を延ばせるというわけだ。

◆21:00終業の場合の場合(※21:30までに東京駅到着)

①東京21:44発→[やまびこ249号]→仙台23:47着/0:02発→松島0:28着 321.1㎞

②東京21:40発→[Maxとき351号]→新潟23:56着 255.4㎞

③東京22:08発→[あさま633号]→長野23:53着 177.6㎞

④東京21:30発→[ひかり667号]→名古屋23:24着/23:57発→亀山1:03着 315.4㎞

※東京21:30発→浜松町21:36着/21:39発→羽田空港第1ターミナル22:01着/22:55発→[SFJ95]→北九州空港0:35着/0:45発→天神2:30 889.2㎞

 最近は21時まで残業という職場も少ないが、始業時間が遅い人もいると思うのであえて調べてみた。

 東北新幹線は仙台乗り換えで松島、上越新幹線は終点の新潟、北陸新幹線も最終のあさまの終点である長野、東海道新幹線は名古屋乗り換えで三重県も亀山がそれぞれ到達可能な限界点となる。

 なお、天神2:30着に関しては、20時終業のケースでも紹介した羽田発北九州行きスターフライヤー。ただしこちらは最終便となり、同便もコロナの影響で欠航が続いているのであくまで参考情報だ。このフライトに関しても運航日には天神行きのバスが出ており、到着は深夜2時半になるが博多まで行くことができる。21時に会社を出ても九州に行けるというのは、かなり魅力的。1日も早い運航再開に期待したいところだ。

⑤東京22:00発→[サンライズ瀬戸・出雲]→高松7:27着/出雲市9:58着

 それとこれは余談だが、東京駅22時発の『サンライズ瀬戸・出雲』という寝台列車があり、同日中ではないが終着駅が高松と出雲市で翌朝に到着する(※途中の岡山駅で分岐)。寝台なので横になって休むことができ、出発も遅いため、今回のテーマからは外れるが週末を有効活用して旅行するならこちらもオススメだ。

◆22:00終業の場合(※22:30までに東京駅到着)

①東京22:44発→[なすの281号]→那須塩原23:53着

②東京23:00発→[Maxたにがわ477号]→高崎23:58着/0:06発→[通勤快速]→前橋0:20着

③東京22:48発→[こだま815号]→三島23:39着/23:47発→沼津23:52着(※11/28までは金土など一部運転日は静岡まで運行)

 仕事終わりに飲みに行くことも考え、22時半以降の出発で遠出できる限界点も探ってみた。

 東北新幹線は那須塩原、上越新幹線は高崎で在来線に乗り換えても前橋止まりで関東からの脱出することはできなかった。唯一、東海道新幹線は静岡県の三島乗り換えで沼津まで可能。金曜日であれば快速が出ており、静岡まで行けることがわかった。

 到着があまりに遅いと旅館などはチェックインを終了しているが、ビジネスホテルであれば深夜でも対応しているところが多い。金曜日はとりあえず横になれればいいと考え、土曜日にちょっと奮発していい宿に泊まるのもアリだろう。

 この記事を書いている時点ではまだ確定ではないが、10月からは東京在住者もGO TO トラベルキャンペーンを利用できる見通しだ。土日2日だけと言わず、金曜夜から2泊3日をフル活用しての旅行を楽しんでみてはいかがだろうか。

<TEXT/高島昌俊>

【高島昌俊】
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。世界一周(3周目)から帰国後も仕事やプライベートで国内外を飛び回っている。

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