「お互い離婚して一緒になろう」W不倫の顛末。男と女、裏切ったのはどっちだ

日刊SPA! / 2020年10月8日 15時53分

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 9月下旬、突如スクープされてしまった瀬戸大也選手の不倫。翌日夫婦連名で謝罪したものの、その影響は計り知れず、夫婦で共演していたCMはホームページから削除され、所属先のANAとの契約を解除せざるを得ない状況にまで追い込まれている。

 2020年だけでも、東出昌大や渡部建など、不倫によってこれまで順風満帆だった人生が破綻してしまった例を私たちは目の当たりにしている。吹き荒れる不倫バッシング。なぜこれだけ世間で騒がれていながら、不倫をする男女はいなくならないのだろうか。

「私も不倫で人生を破綻させてしまいました」と語るのは29歳の畑中美緒さん(仮名)。彼女が不倫で全てを失った理由とは……。

◆W不倫の顛末「お互いに離婚して一緒になろうと約束したのに…」

「2年前、W不倫をしていました」(畑中さん、以下同)

 畑中さんは、小柄でスレンダーな美人だ。若くして結婚した彼女は当時結婚4年目だったが、夫との不仲に悩んでいた。

「お酒で夫婦の不仲によるストレスを紛らわすことが多かったのですが、ある日会社帰りに一人でいつものように飲んでいたところ、同期の彼が偶然同じ店にひとりでやってきたんです」

 同期ということもあり楽しくお酒を飲んでいた2人だが、気づけば飲みすぎて店の外で抱き合っていたという。そして、そのままラブホテルに……。

「なんでそういう雰囲気になったのかはわからないです。でも一度そうなってしまうと気持ちは高まっていくばかりで、不倫関係にずるずると引きずり込まれるように堕ちていきました。だけど当時、彼はできちゃった結婚して8か月、彼の奥さんのお腹にはまもなく生まれる子どもがいました」

 もしかすると、単純にその彼は妻の妊娠中ゆえにそういう気分になっていただけなのでは……。そう思ったが、筆者は言葉を飲み込んだ。畑中さんは目を輝かせてこう続けたからだ。

「2か月弱そういう関係を続けていくうちに、互いにもうこの人しかいない!という気持ちになったんです。それである日、『互いに今の配偶者とは別れて、一緒になろう』と約束しました」

 不仲だった畑中さんはともかく、相手の男性は新婚であり、もうすぐ子どもが生まれる状況。そんな約束を信じてしまった畑中さんもどうかと思うのだが……。そして最悪の事態が起こることになる。

◆「あと半年」「あと1年」約束の離婚が遠ざかる

「女性は離婚してから再婚するまでに100日開けなければいけないので、『私は〇月に離婚するからその100日後に籍を入れようね』と彼と約束しました」

 しかし、彼の子どもが生まれる1週間前くらいから、徐々に連絡が取れなくなっていったのだ。

「子どもが生まれるのはもう止められないですが、彼は『子どもが生まれて半年後くらいなら妻とは離婚できるはず』と言っていました。しかし、いざ子どもが生まれる日が近づいてくると、『子どもが1歳になるまで待てないか?』と言うようになったのです。そして子どもが生まれる予定日前後には一切連絡が取れなくなりました」

 この時、畑中さんは彼との約束を果たすべく夫と既に離婚。不仲だったことも後押ししてか、話を切り出してからたったの1か月で離婚が成立してしまっていたのだ。

 そして子どもが生まれた2週間後、ようやく彼が一人暮らしを始めた畑中さんの家にやってきた。「家に泊まっていける日がくるなんて」と楽しく過ごしているように見えたが、帰り際にこんなことを言いだしたという。

「やっぱり子どもが2歳になるまで待ってほしい、と言うのです。1年くらいなら待てると思っていたけれど、ちょっとずつ待っていてほしいという期間が伸びている。私はもうあなたのために離婚してしまったのに、と不信感が募っていきました」

 そして子どもの誕生から2か月後、ついに畑中さんと彼との関係に終止符が打たれる。

「彼がある日突然家にやってきて。玄関で泣きながら『ごめんもう会えない』というのです。子どもと毎日接しているうちに奥さんのことも子どものことも捨てられなくなってしまったみたいですね。こうして私はひとりぼっちになってしまいました。元夫とは彼との関係がなければ離婚しなくても良かったのに……ひとりよりは不仲でも夫がいたほうがマシでした。あまりのショックに彼の顔を見るのがどうしても嫌で、衝動的に会社も辞めてしまいました」

 全てを失ってしまった畑中さん。しばらくは人間不信に陥ったというが、今は「道徳に背いた行いをした私が悪いんです、きっと罰が当たったんです」と自分の非は認めている様子。現在は以前勤めていた大企業ではないものの、小さな会社でなんとか細々と働くことが出来ているというから不幸中の幸いか……。

「本当にバカでした。不倫中の相手の言葉を鵜呑みにしてはいけませんね。もう2度とこんなことはしません」

◆不倫研究家の見解「男にとって不倫はお菓子みたいなもの、主食ではない」

 こうした「不倫によって人生が破綻してしまう事例」はよくあると不倫研究家の穂高あんずさんは話す。

「女性の方が不倫をした場合のめり込みやすいというか、『全てを捨ててでもこの人と一緒になりたい!』と思い詰めて暴走しがちです。ドラマや漫画でも愛人が妻に自分の存在をバラすシーンがあったりしますが、ああいうことはリアルでも起こっています。匂わせをするのも女性が多いですよね。バレたらどうするの? と周囲は思いますが、本人はあわよくばバレてしまえばいいとさえ思っているのです。そうすれば彼が自分のものになるのだと」(穂高さん、以下同)

 一方で「既婚男性は99%離婚しない」と穂高さんは強調する。

「男性にとって、不倫は主食でなくお菓子のようなもの。お菓子は時折むしょうに食べたくなるけれど、これから3食すべてお菓子だけと言われたら無理なように、たまにつまむからこそ美味しいのです。だからよほどのことがない限り、既婚男性は妻を捨てて愛人と結婚することはありません。ましてや子どもがいればなおさらでしょう」

 しかし近年バッシングが加速する芸能人の不倫のニュースを見ていると、「たまにつまみたくなるお菓子」のせいで、人生が破綻している男性は多い。こうしたニュースを目にしているはずなのになぜ不倫をする人が後を絶たないのだろうか?

「多くの不倫をしている男性にヒアリングをしてきましたが、全員が自分たちの“恋愛”がいわゆる“不倫”だとは認識していませんでした。『多くの芸能人が厳しくバッシングされている不倫』と『今自分がしている恋愛』をイコールでとらえていないんですね。なんなら『自分たちの関係に不倫なんて言葉は使ってほしくない』とまで言います。

 加えて、特に罪の意識を感じることがないのは“夫”と“男”のスイッチの切り替えがうますぎるから。瀬戸大也さんの件でも『不倫相手を抱いた手で子どものお迎えに行くなんて信じられない』なんてコメントが多く見受けられましたが、恐らく瀬戸さんご自身にそんな認識はないと思います。ラブホテルに行った『男』の自分と、そのあとお迎えに行った『父親』の自分は、スイッチで切り替えた別人のようなものだったのではないでしょうか」

 とはいえ、どんなに「スイッチの切り替えが上手」であっても、世間にバラされてしまえば人生を破綻させてしまうのは男性も同じ。自爆により人生を破綻させてしまう不倫女性と、バラされることによって人生を破綻させてしまう不倫男性の屍を横目に、自爆せず、バレることなく不倫をする男女は世の中にまだまだいる……のだろう。<取材・文/松本果歩>

【松本果歩】
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA

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