子供の前で、パートナーの悪口は言わないほうがいい/ひろゆき

日刊SPA! / 2020年11月5日 15時54分

写真

―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

◆子供の前で、パートナーの悪口は、言わないほうがいい

 子供にとって親や兄弟姉妹など家族は、人生で初めて接する他人です。なので、子供は「家族が家族のメンバーに対してどう接するのか?」というのを見て、他人との関わり方を覚えたりするものですよね。

「子は親の鏡」という言葉通りで、親が自分の行動に気をつけないと子供は真似をします。

 そして、「親が見せてはいけない子供に影響を与える行為」は、子供が真似をして他人との関わりに影響することもありますけど、それ以上に子供が精神的に不安定になってしまう問題があるような気がしています。

 例えば、親が離婚した人たちからよく聞く話で、離婚後に、「自分が普段一緒にいないほうの親に対する悪口を聞くのが嫌だった」というものがあります。

「嫌いになった人のようになってほしくない」という意味から元パートナーの悪口を言う人もいるみたいですが、それは大人が自分の感情を正当化しているだけのような気がしています。

◆親としての自覚

 もちろん離婚するくらい嫌いなので、悪口を言いたくなる気持ちもあるのでしょうけど、親としての自覚があるならば、それは胸の内に秘めておいたほうが子供のためにはいいと思うのですね。

 というのも、離婚をしていないにしても、例えば、母親が父親のいないところで父親の陰口を子供に言ったりすると、母親が陰口を言っていた後に何事もなく父親に接しているのを見ることになります。それを見た子供は、きっと「世の中では陰口を言うのは当たり前のことである」という認識をしてしまうと思うのですね。これは非常によくないです。

 そして、陰口を言うことが当然だと感じてしまうと、子供は「目の前で言われていないだけで自分も本当は嫌われているのかも?」と疑心暗鬼になったりしてしまうことがあるようなのです。

 じゃあ陰口でなく直接言えばいいのかというと、それも違うと思います。子供の前でパートナーのことを悪く言うのもやっぱり好ましくないです。

 親にとってはパートナーでも子供にとっては親です。小さな子供が親を嫌いになるのは難しいのに、親がパートナーの悪口を言っているのを聞いたら、自分の好きな人の悪口を言われているわけで、子供は傷つくことになります。

 だからといって、子供としては、「悪口を言うのをやめてほしい」的なことを伝えると、親の機嫌が悪くなるので黙って聞いてやり過ごす……みたいなことになり、結果ストレスをためて不安定になることもあるみたいです。

◆けなすのはやめておいたほうがいい

 パートナーがいくら嫌いでも、関係が険悪であったとしても、それを子供に伝えたり見せたりするのは、百害あって一利なしなので、子供の前では取り繕っておいたほうがいいです。

 親は冗談で陰口や悪口を言うこともあるかもしれません。でも、子供の年齢や、家族からしか情報を得られない状況だと、子供は冗談を冗談と理解できないので、それもよくないと思います。

 子供の心にストレスをかけず、成長させたほうが健康的なのは当然です。本当に子供のことを考えるなら、家族のことを褒めるようにして、けなすのはやめておいたほうがいいと思うのですよ。

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)’76年、神奈川県生まれ。フランス在住、たまに日本。2ちゃんねる・ニコニコの元管理人で、英語圏最大の掲示板サイト『4chan』現管理人。SPA!誌面にて11年間にわたり「ネット炎上観察記」を連載。近著に『自分は自分、バカはバカ』(SBクリエイティブ)など

―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング