不倫略奪愛で結ばれた夫婦の結婚式…友人たちからも総スカン?

日刊SPA! / 2020年11月9日 15時54分

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 女性なら一生に一度はウエディングドレスを着て結婚式を挙げたいと思うもの。ただし、新郎新婦の馴れ初めが不倫となれば話は別。事情が事情だけに大勢の招待客を招くこともできず、当人同士や身内だけの内輪の式にしたり、籍だけ入れる場合が多いようだ。

 でも、なかには新婦たっての希望で披露宴を強行するケースもある。

◆会場は大広間なのに出席者は30人未満

「以前、病気療養中の母親の代理で親戚の結婚披露宴に出席したことがあるのですが、ネタじゃないかと思うほどツッコミどころが満載(笑)。今まで30回近い結婚式に出ましたけど、いろんな意味で一番衝撃的な式でした」

 そう話すのは、電気工事会社に勤める稲本宗次郎さん(仮名・41歳)。10数年前に行われたという従妹の披露宴は、会場に入った時点で違和感があったそうだ。

「従妹といっても私は2~3回しか会ったことがなくて全然親しくないのですが、会場は100人以上は余裕で着席できそうな大広間でした。しかし、前方に数える程度しか円卓が置かれておらず、部屋の後ろ半分がスカスカだったんです。式場のスタッフが急いでパーテーションを置いていましたが、出席者は両家合わせても30人もいません。それでこんなに大きなホールで披露宴なんて罰ゲームみたいだなって印象を受けました」

 先に到着していた叔父たちともその話題になったそうだが、彼はそこで初めて従妹と相手の男性が不倫略奪婚であることを知る。

「叔父が言うには招待状を送っても友人たちからは総スカンを食らったんだろうって。また、2人はもともと会社の上司部下の関係だったらしいのですが、職場にバレて2人とも退社。このときはどちらも別の会社で働いていたようですが、入社して日が浅かったから仕事関係の人はほとんど出席してなかったのかなって。ウチの母も最初は私を代理に立てずに欠席する予定だったそうですが、従妹の親から何度も頼まれたって話をしており、不倫の件を伝えたら『そういうことね(笑)』と妙に納得していました」

◆余興も馴れ初め紹介もなく、披露宴も短時間で終了

 新婦両親の叔母夫婦にも挨拶した際も「ウチのバカ娘のためにいろいろとゴメンね」とお詫びの言葉を口にしていたそうだ。

「親戚の間にも話は広まっていましたし、私も不倫のことを知っていると思ってあのような言い方をしたんでしょうね。普通はあのような場ならお礼の言葉が出るはずですから。本来なら娘の晴れ舞台でうれしいはずの結婚式なのにああやって出席者に気を使わなければならないのは辛いなって。私も余計なことは言いませんでしたが、心なしか疲れた表情でしたし、こんな形での結婚式はしたくなかったんだろうと思いました」

 披露宴は新郎新婦入場のときにまばらな拍手があった程度で、歓声や笑い声が起きる場面もなく最後まで粛々と進んでいたそうだ。

「2人ともずっと表情が硬いままだったんですけど、きっと緊張ではなく別の理由だったのでしょうね。友人は双方合わせて数人しか来ていませんでしたし、そんな調子なので余興なんかも当然なし。披露宴では定番となっている馴れ初め紹介も全然なくて新郎新婦のプロフィールを紹介して終わり。さすがに不倫だからその辺の話は触れないようにしたんだろうなって」

◆「ご祝儀なしでいいからと頼まれた」と暴露する新婦友人

 一般的に2時間半~3時間はかかる結婚披露宴だが、このときは2時間もかからずに終了。稲本さんの席の隣には数少ない新婦友人が座っていたが、「友達といっても高校時代に少し仲が良かった時期があっただけで、大人になってからはほとんど付き合いがなかったんです」と暴露していたとか。

「彼女は一週間前に従妹から『ご祝儀はいらないし、出てくれるだけでいい』って頼まれて参加したそうです。私は一応身内だからご祝儀を包みましたけど、出席者の少なさから大赤字もいいところだなって。しかも、不倫略奪婚なら2人とも慰謝料の支払いがあっただろうし、それにこのとき新婦である従妹は妊娠中だったんです。そんな状況でよく披露宴を挙げたなって感心しちゃいましたよ(笑)」

◆従妹夫婦のその後

 ちなみに従妹夫婦はこの4年後に夫の浮気が原因で離婚。彼女は2人の子供を連れて実家に戻り、今も再婚せずに両親と暮らしているという。

「略奪婚に成功したのに今度は自分が不倫で捨てられるってあまりに皮肉だなって。ご祝儀は母と私の分、2人分として7万円も包んだのにこんなことになるんだったら返してほしいですよ(笑)」

 不倫カップルは結婚式をする資格がないとは言わないが、招待客の出欠状況を把握したうえで身の丈に合った式を挙げたほうがよさそうだ。<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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