まさかの新作『帰ってきた 魔界村』。ファミコン『魔界村』の思い出が蘇る!

日刊SPA! / 2021年2月28日 8時30分

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帰ってきた 魔界村

―[絶対夢中★ゲーム&アプリ週報]―

『帰ってきた 魔界村』
Nintendo Switch/カプコン/3627円(+税)

 2月25日、横スクロールアクションの名作『魔界村』が新作として復活しました! その名も『帰ってきた 魔界村』。初代『魔界村』と続編の『大魔界村』をモチーフにした新ステージがプレイヤーの前に立ちはだかります。

 絵巻物のような独特の雰囲気のビジュアルも新鮮。クラシカルな2D横スクロールアクションなので、往年の『魔界村』ファンにはピッタリでしょう!

 もともと『魔界村』はアーケード用に1985年に登場したタイトル。翌年の1986年に移植されたファミコン版が人気となり、164万本の大ヒット。私が一番記憶に残っているのはあのオープニングで、「なんでこんな暗い墓場でデートするの?」と謎だったのを覚えています(笑)。ただ、少し大人になって「ああ、ふたりは訳ありだったので、こんなところで会ってたんだな」と納得がいきました。この解釈が合っているかはわかりませんが……。

◆『魔界村』といえばレッドアリーマー!

 レッドアリーマーが倒せずに、先に進めなかったのはご多分にもれず。そもそも『魔界村』に限らず、『チャレンジャー』や『ドルアーガの塔』など、ファミコン時代は自力でクリアできなかったゲームばかりでした。ちなみにレッドアリーマーは、初代『魔界村』のプログラマー、有馬敏夫さんから名前を取ったといわれています。全体的にはホラーでおどろおどろしい空気ですが、アーサーがやられるとパンツ一丁になる演出がコミカルでした。

 その後、『魔界村』シリーズは高難度アクションとして続いていきますが、PSPの『極魔界村』(2006年)以降、本編シリーズは家庭用ゲーム機向けには登場していません。

 今回の『帰ってきた 魔界村』は、シリーズ生みの親として知られる藤原得郎さんがディレクターをつとめ、最新の技術で堂々の復活を果たしました。王国の騎士アーサーとプリンセスが丘の上で語らっていたところ、王宮や街が黒い雲に包まれ、大魔王がプリンセスをさらってしまう……。アーサーはプリンセスを救うため、魔界を進みます!

◆シリーズ初!2人協力プレイを搭載

 魔界はゾーンで区切られ、ゾーン1は『魔界村』の「墓場」と『大魔界村』の「処刑場」をモチーフにしたステージになっています。地面からゾンビがワラワラと湧き出てくる懐かしの光景が新たなグラフィックで描画されています。レッドアリーマーも滑らかに空を飛び、相変わらず厄介です。

 またシリーズ初の新要素として2人協力プレイが搭載されているのがポイント! アーサーを守護する3人の個性的なご先祖様「サンテンジー」を使ってサポートできます。敵の攻撃からアーサーを守れる「バリア」、アーサーを持ち上げて画面を移動できる「キャリー」、アーサーが乗れる足場を作れる「ブリッジ」。特殊な能力をうまく使えば攻略も簡単!? クリアの喜びが2人で分かち合えます(オンライン対応はなし)。

 最近は、ファミコン・スーファミ世代が40代になって、子どもたちと一緒に懐かしのゲームを遊ぶという需要も増えています。『桃太郎電鉄』の最新作も「親子で遊べるから購入した」という声が多く聞かれました。今後もファミコンゲームのリメイク新作は増えていきそうです。

 ファミコン世代に鮮烈な印象を与え、いまだに愛され続ける『魔界村』。久々にレッドアリーマーと再会してみては?

【卯月鮎】
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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