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『東京リベンジャーズ』に学ぶ「心構え」のつくり方

日刊SPA! / 2021年9月6日 15時51分

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東京卍リベンジャーズ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

―[魂が燃えるメモ/佐々木]―

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第272回

◆『東京リベンジャーズ』に学ぶ「心構え」のつくり方

 人気漫画『東京リベンジャーズ』(講談社)は主人公の花垣武道がタイムリープし、中学時代に恋人だった橘日向を死の運命から救おうとする物語です。

 タイムリープする以前の花垣は「自信」や「やる気」を失っていて、他人に謝り通しの卑屈な人生を送っていました。その始まりは不良だった中学時代。他校の不良に喧嘩を売ったところ返り討ちにされ、奴隷のようにこき使われたことがきっかけでした。

 しかし、タイムリープして過去に戻った花垣は別の人生を歩み始めます。その頃に言いなりになっていた清水将貴という不良に反抗し、タイマンを申し込んだのです。

 花垣はタイムリープしたからといって喧嘩に強くなったわけではありません。しかし彼はどんなにボコボコにされてもへこたれず、逆境に抗い続ける根性を身につけていました。その姿が魅力になり、周りの人間を惹きつけるようになるのです。

 花垣が清水に逆らえたのは、ただ「タイムリープで人生をやり直せたから」だけではありません。実際に彼は一度、「2度目の人生でもダメなヤツはダメなんだよ」と諦めて現代に戻ろうとしています。

◆心構えは人間関係がつくる

 しかし、花垣はその時、自分を過去に送り出した橘日向の弟の「君にしか姉は救えない」という言葉を思い出します。さらにその直後、自分が守ろうとしている日向に出くわし、彼女に言われた「花垣君のこと、ヒナが守ってあげるの」という言葉に心を揺さぶられます。

 その翌日、今度は自分と同じように清水に奴隷扱いされている友人たちがお互いにかばい合う姿を見て、「オレ、中学の時こんな良い友達がいたんだな」と思いを馳せます。こうした積み重ねの結果、花垣は「清水に抵抗してタイマンを申し込む」という行動に踏み出せたのです。

 私たちは誰かに心を揺さぶられることで、「よし、こうしよう!」と心構えを作ることができます。そして、その繰り返しによって、強い心を育むことができます。つまり、心は人間関係でできているのです。

 しかし、その一方で心を損なうのもまた人間関係です。花垣が卑屈な性格になったのは、暴力と恐怖に支配された中学時代が原因でした。『東京リベンジャーズ』はフィクションですが、これは現実でも起こり得ます。子供時代や学生時代に受けた暴力と恐怖がトラウマになり、その後の人生に影を落とすことは珍しくありません。

◆弱さを強さに変える

 自分にとってネガティブな人間関係を減らし、ポジティブな人間関係を増やす。そのために人間関係に対して意識的になる。人生においてこれほど大切なことはありません。ただ、子供の頃にその重要性を理解するのは困難です。

 タイムリープした花垣は中身が26歳の大人なので、そのことに気づいて自分の中から「勇気」や「根性」を引き出せています。そして、それが他者を惹きつける魅力になっています。

 現実の人間は過去に戻ってやり直すことはできません。しかし、人間関係を重視して、自分の心を育てることはいつでも始められます。東京リベンジャーズは「弱さを抱えていた人間が強さを取り戻す過程」がよく描かれていて、自己啓発的にもオススメの作品です。気になったらぜひ手に取ってみて下さい。

【佐々木】
コーチャー。自己啓発とビジネスを結びつける階層性コーチングを提唱。カイロプラクティック治療院のオーナー、中古車販売店の専務、障害者スポーツ「ボッチャ」の事務局長、心臓外科の部長など、さまざまな業種にクライアントを持つ。現在はコーチング業の傍ら、オンラインサロンを運営中。ブログ「星を辿る」。著書『人生を変えるマインドレコーディング』(扶桑社)が発売中

―[魂が燃えるメモ/佐々木]―

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