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東大生は知っている「お金の知識が手軽に身につく書籍・YouTube・マンガ」

日刊SPA! / 2021年10月10日 15時54分

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―[貧困東大生・布施川天馬]―

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

◆東大生も実はよくわかっていないお金や経済の話

 皆さんは「お金の話」というとどんな印象を持つでしょうか? なんだかフレンドリーに思えるかもしれません。それでは「経済の話」ではどうでしょうか? 僕の場合、経済の話と言われると「うわっ、難しそう」と身構えてしまいます。

 それなのに、ニュース番組では平気で「日本のGDP成長率が~」とか「日経平均株価が~」などと難解な言葉を使います。いきなりそんなことを言われても、経済の勉強をしていない人には、なかなか理解が難しい。だからこそ、「おっ、難しい話が来るぞ」と身構えてしまうわけです。

 では、なぜ理解が難しいのかといえば、それは経済用語が解説されないからです。「『GDP』とか『日経平均株価』くらいは知っているよね?」というスタンスでニュースは流れるので(当たり前ですが)、それらの知識がないと置いてけぼりを喰らってしまうのです。

◆効率的に難解なジャンルを攻略する方法

「経済の勉強をすればいいじゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、経済の参考書はたいてい分厚くて、1ページ目から難しいことがうにゃうにゃと書いてある。だからなかなか手を伸ばしにくいのです。僕のように勉強するぞと意気込んだものの、10ページ目に到達する前に、睡魔に負けて夢の中という人もいらっしゃるかもしれません。

 同じように、お金の話でも「投資の話」と言われると、一気にわからなくなるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 経済よりはずっと身近で、知っておくとずっと得できるかもしれない「おいしい話」なのに、なんだかよくわからないからスルーしちゃおうというのは、ちょっともったいないことです。

 そこで、本日はわかりやすくお金や経済の話をしてくれる書籍、YouTube番組、マンガを一つずつお伝えします! 特に「お金の勉強をしようとして一度挫折してしまったという方」にこそ、ぜひご覧頂ければと思います。

◆○勉強になる書籍『お金の向こうに人がいる』

 まず、ご紹介するのは、わかりやすく経済を学べる書籍『お金の向こうに人がいる』(ダイヤモンド社)です。

 突然ですが、皆さんはエジプトのピラミッドの建築に現代のお金でいくらかかったのかご存じでしょうか? 答えはなんとゼロ円。それは「労働者に対してお金という形でお礼をする必要がなかったから」です。

 本書では、このようなどこか奇抜でありながら答えが気になってしまう14個の質問とともに、「お金ってなんだろう?」というテーマを考えます。

 この本の著者は有名な外資系金融企業であるゴールドマンサックス出身の元金利トレーダー、つまり、毎日何千億ものお金を右から左へ動かす仕事をしていた、まさに金融のプロの方です。プロフィールだけ見ると、「うわっ、なんだか難しいことを言ってきそう」と思ってしまいがちですが、この方は違います。

◆小中学生でも読める経済の入門書

 専門用語をいっさい使わずにかいてくれているので、お金や経済についてまったく知らない僕でもスラスラと読み進められました。とても簡単な文章で書いてくれているので、言葉の意味を調べながらなら小中学生でも読めると思います。

 それでいて「普通、借金があると破産してしまうものなのに、どうして日本は借金が1000兆円もあって破産しないの?」というような、わかりそうでわからない疑問を丁寧に解説してくれています。

「お金ってなんだろう?」という疑問を持ち始めたばかりの学生から大人まで、老若男女問わずさまざまな方におすすめできる良書です。

◆○勉強になるYouTube番組:『30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio』

 次にご紹介するのは『30分で判る 経済の仕組み』です。これは経済の勉強になるYouTube番組で、これまでに1000万回近く再生されています。

 この動画の面白いところは、「経済とは何か?」ということを通して、社会問題にも切り込んでいるところです。

 まず、動画冒頭では「誰かの払ったお金が誰かの収入である」ことから入り、好景気と不景気の波の解説をします。そしてインフレとデフレの話をしたあとにはバブル崩壊、失業者増大というところにまで話が発展します。
 
 バブル崩壊から「失われた○十年」という言葉が使われるようになりました。バブル崩壊後の不景気から脱することができない日本の景気がまったくよくならないことを表した表現です。

◆「バブル崩壊」も説明できるようになる

 とはいっても、そもそも「バブルってなに? なんで崩壊したの?」ということがわからなければ、この表現を受け入れることはできません。

 いまさら「バブルってなに?」なんて聞きにくいでしょうし、そう問われたときに分かりやすく答えられる人もなかなかいないのではないでしょうか。

 ですが、この動画を見れば、「バブルってなに? なんで崩壊したの? そもそも景気ってなに?」という疑問を一発で解消することができます。

「経済って難しそう」と思ってしまっても大丈夫。シンプルでどこかかわいげのあるアニメーションや解説者の軽妙な語り口がハードルをさらに引き下げてくれています。

 この動画を見終わる頃には経済とは何なのか、どうして景気は変動するのかなどをある程度、説明できるようになっているでしょう。

 経済を知りたい大人から経済を学んでいる学生まで、誰にでも勉強になる番組です。

◆○勉強になるマンガ『インベスターZ』

 最後にご紹介するマンガは『インベスターZ』です。この夏、ドラマの大ヒットで話題になった『ドラゴン桜』の作者、三田紀房先生による作品です。

 これまでご紹介したのは「経済」という、ちょっと馴染みのないテーマを扱ったものでした。ですが、このマンガはもっと身近なテーマである投資を扱っています。

 主人公は、なんと中学生1年生。中高生だけで結成された投資部の一員となり、学校の運営資金を稼ぐために主人公が投資のイロハを学んでいくというストーリーです。

◆投資の素人である主人公と一緒に学ぶ

 多くの投資マンガとは異なり、第1話時点での主人公は完全に投資の素人。しかも、中学に入学したての1年生です。そんな彼でも理解できるように投資を説明しながら話が展開していくので、すいすい読み進めることができます。

 もちろんこのマンガだけで「投資ってこうなんだ!」と早とちりして取引に突っ込むと、おそらく痛い目を合うでしょう。

 しかし、「投資ってなに?」を考えるための第一歩としては最適です。「投資に興味はあるけど、なんだか難しそうだし……」と悩んでいる方こそ、ぜひ手に取ってみてほしい作品です。

◆難しいことをわかりやすく学ぶコツ

 本日はお金や経済を分かりやすく学ぶ3つの作品をご紹介しました。

「経済とか投資って気になるけど難しそうでなかなか手が出ない……」という方は僕以外にもたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

「学びたい」と思ったその時に、とっつきやすい教材がないと、伸ばしかけた手も引っ込んでしまいますよね。

 何かの物事に対して「これが気になる!」と思った瞬間が、一番の成長のチャンスだと思います。わかりやすく学べるコンテンツを使って、学びの最初の一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか。

【布施川天馬】
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある(Twitterアカウント:@Temma_Fusegawa)

―[貧困東大生・布施川天馬]―

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