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みちょぱ、藤田ニコルetc. なぜギャル系タレントたちは交際を隠さないのか

日刊SPA! / 2021年10月13日 15時54分

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みちょぱ(池田美優)Instagramより

 芸能人や有名人の熱愛報道をはじめ、SNS上で交際をほのめかす「匂わせ」などは、ファンならずとも気になるもの。交際を隠す理由としてはイメージダウンのリスクや仕事への影響などが考えられるが、昨今は恋愛を公表するケースも増えている。

 “みちょぱ”こと池田美優は、モデルの大倉士門との交際についてテレビ出演時に言及している。藤田ニコルは昨秋に俳優の稲葉友との熱愛が報じられ、先月の新CM発表会で質問が及んだ際には「楽しくやっています」とコメント。また、“ゆきぽよ”こと木村有希は、今夏にシンガーソングライター・プロデューサーのCIMBAとの交際が報じられている。

 特にギャル系タレントはメディアで恋愛事情について語る機会が多く、報道されても否定しないことがほとんど。それは、いったいなぜなのか。

◆ギャル系タレントの商品価値は“嘘は言わない”

「ギャル系タレントの売りは、忖度せずに“ハッキリものを言うこと”だと思います。自分に嘘や隠し事があると、発言の切れ味が落ちてしまうので……」

 そう語るのは、ギャルカルチャーに詳しいコラムニストの堺屋大地氏。彼女たちには裏表なく、自然体で生きることを“ヨシ”とするマインドが根付いているという。

「たとえば、テレビの食レポで、彼女たちが絶賛したりオススメしたりすると、なぜか説得力がありますよね。“バカだけど嘘は言わない”というパブリックイメージがついているためだと思います。それがテレビ的な意味でのギャル系タレントの“商品価値”とも言えます」(堺屋氏)

◆交際を隠すなんて「カッコ悪い」「ダサい」

 プライベートとはいえ、恋愛についても嘘や隠し事をしてしまえば、商品価値が落ちてしまうと堺屋氏は説明する。

「ギャルという人種の根底には、美学として“裏表なくストレートに生きるのがカッコいい”というものがあります。そんなギャルの代表としての自分に使命感をもってメディアに出ている彼女たちにとって、交際を隠す行為は『カッコ悪い』『ダサい』という感覚があるのでしょう」(同)

 一般的にアイドルや女優が交際を隠す理由として、“男性ファンの人気を維持するため”という意味合いが考えられる。しかし、ギャル系タレントの場合は事情が少し異なるという。

◆“男に媚びる”よりも女性ファンの憧れでいたい

 じつはギャル系タレントのファン層は、女性がメイン。

「自分らしく生きるギャルにとって、“男性ファンの人気を維持するため”は“男に媚びている”とも捉えられます。それは彼女たちにとってダサいことで、むしろファンを幻滅させてしまう要因になりかねません。

 彼女たちのファンは男性よりも女性が多いんです。そのため、男性よりも女性ファンの気持ちに向いた対応を自然ととっているのでしょう。ただこれは “計算”で恋愛を公表するスタンスを取っているのではなく、彼女たちは無自覚にそれができるタイプだと思います。これが第一線で活躍し続けられる秘訣でもあると思いますよ」(同)

 さらに、元ギャル雑誌の編集者で現在はライターとして活動するたまみ氏(仮名)は、交際を公表することによって、意外な効果があると話す。

◆ハッピーな自分を世間にアピールするのがギャルの特徴

 たまみ氏によれば、“他人からどう思われるか”よりも“自分の好きなものは好き!”とアピールすることがギャルの常識。

「いま自分の好きなものを自慢するのがギャルの習性・特徴なんです。大好きな人とお付き合いしているのだから、誰かに言いたくなるのは当然。

 ギャル雑誌では、恋人ができたら誌面に一緒に出てもらうのが恒例でした。そして公表することによって、邪魔者になりうる異性を敬遠する効果もあります。一度オープンにしてしまえば、“公認のカップル”として恋愛成就を祝福してくれる人も増えます」(たまみ氏)

 異性関係のストレスが減るだけではなく、仕事にもプラスに働くことがあるんだとか。

◆いちいちSNSで聞かれるのが面倒

「ギャルは面倒なことが嫌い。SNSでいちいち『彼氏はいますか?』『どこで出会ったの?』などと聞かれて詮索されるぐらいだったら、公表したほうがラクになります。

 詳しいことまでは語らなくとも『付き合っている相手がいます』という報告だけあれば、あとは世の中の検索好きが詳しく情報を調べて、それが拡散されて話題にもなりますからね。ギャル系タレントやモデルのなかには、エゴサ(エゴサーチ)して仕事のネタにしている人もいますよ(笑)」(同)

 とはいえ、ギャル系タレントやモデルが所属する芸能事務所は、彼女たちが恋愛を公表することについて、どう考えているのだろうか。

◆事務所関係者「恋愛が“コンテンツ”になる」

 もしも所属タレントやモデルに恋人ができた場合、事務所の立場としてはどうなのか。ギャル系タレントやモデルを抱えるプロダクション関係者がこう話す。

「とくに隠しません。その理由として、ギャルのファン層は男性ではなく女性であるため、問題ないと考えています。公表することは、メリットのほうが大きいですね。うちのタレントも俳優さんとお付き合いして、カメラに撮られて欲しいくらいですよ(笑)」(プロダクション関係者)

 前出の堺屋氏が指摘するとおり、一般的なアイドルや女優とはファン層が異なることから、そこまで所属タレントやモデルの恋愛について神経質になる必要はないという。

 果たして、公表することのメリットやデメリットとは?

「ファン層が女性なので、恋愛は“コンテンツ”に成り得る。恋人として公表すればカップル企画ができますし、SNSでバズればファンが増える可能性もあります」(同)

 今やYouTubeやTikTokでもギャルが恋人を出演させるケースは珍しくない。

◆交際相手には注意が必要

「ギャルは恋人がいると飲み会や遊びに行く頻度が減って大人しくなるので事務所としてもありがたい。デメリットとしては、ギャルはヤンキーカルチャーともつながっていることがあり、不良好きも少なくないので。いつか問題にならないか注意が必要です。また、女性ファンの多い男性アイドルなどと付き合ってしまうと、SNSで叩かれて病んでしまうこともあると思います」(同)

 彼女たちが恋愛を隠さない理由は、独特のギャルマインドをはじめ、ひっそりと愛を育てるよりも公表することで自己肯定感や商品価値がアップする、という事情があるようだ。

<取材・文/南沙織、藤井厚年>

【南沙織】
渋谷系ギャル雑誌編集部を経て、フリーランスとして主に雑誌・ WEB の編集や執筆、広告のクリエイティブディレクターとして活躍。日韓クォーター・韓国語留学経験を活かした執筆も手掛ける。Instagram:@happycandybox

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