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今日から競馬力を上げられる3つの処方箋

日刊SPA! / 2021年10月23日 8時29分

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知っているようで、実はあまり詳しくないのが「基本」。基本をしっかり押さえれば、回収率も自ずと付いてくる!?

◆今さら聞けない馬券基本テク3点で競馬力をUP

 筆者には大学時代から続く20年来の競馬仲間がいます。就職氷河期にしっかりと内定を勝ち取り、その後も着実にキャリアアップを重ね、今では大手企業で出世コースを爆進中。そんな彼ですが、馬券はいまだにサッパリで、会話するたびに「先週も○○Kやられたわ〜」とボヤいています。

 彼がよく口にするのが「いまだに馬券の基礎が分からんわ」「競馬常識みたいなのをまとめて教えてや」。聡明で普段は理詰めでものを考える彼が、感覚だけで馬券を買っているのは不思議な感じもするのですが、娯楽として競馬を楽しんでいる方は、意外とそれぐらいのスタンスなのかもしれません。

 とはいえ、息抜きであっても馬券が当たるに越したことはありませんよね。最低限、「娯楽、教養費だ!」と思えるぐらいの収支にはとどめたいもの。そこで今回は、馬券を買う上で最低限押さえておきたい基礎知識を紹介したいと思います。
 
◆距離短縮VS距離延長

 前走から今回、距離を縮めることを距離短縮、延ばすことを距離延長といいます。今回が1600mのレースの場合、前走で2000mを使っていた馬は距離短縮、1200mを使っていた馬が距離延長ですね。

 さて、距離短縮と距離延長、どちらのローテーションを重視すべきでしょうか?

 2020年〜2021年10月10日までを対象にした前走距離別のデータを見ると、好走率においても回収率においても、距離短縮が距離延長を上回っています。これは、集計期間をいじっても変わらない、ほぼ普遍的なデータです。

 サラブレッドの大半は、芝にしろダートにしろ、まずは中長距離に目指すべきレースが存在しています。そこで結果が出なかった馬、適性が合わなかった馬が短距離路線に矛先を向けてくるので、相手関係が楽になった距離短縮馬が活躍するという構図。要するに、中距離の方が短距離よりもレベルが高いということです。

 距離延長の馬は、前走で短い距離を使っているためスタートダッシュがつきやすいという特徴があるため、狙えるシチュエーションも存在します。とはいえ、馬券における基本姿勢は「距離短縮>距離延長」と頭に入れておきましょう。

◆芝は内枠、ダートは外枠

 競馬はセパレートコースで行われるわけではないので、枠順(ゲート番号)による有利不利が生じます。コーナーでの距離ロスが少ない内枠有利が原則。ただ、芝の状態やコース形態など、複雑な要因が絡むため、馬券ファンはレースの度に頭を悩ませます。

 かように、一筋縄ではいかない枠の有利不利ですが、ざっくりと「芝は内枠有利、ダートは外枠有利」と把握しておくのがよいでしょう。

 なぜ、距離ロスがあるはずの外枠が、ダートでは有利に働くのでしょうか?

 最大の理由は、外枠はキックバック(砂被り)のリスクが少ないからです。ダートでは、前から飛んでくる砂に嫌気がさして、真剣に走るのをやめてしまう馬がいます。ここが芝との大きな違い。

 また、スタート地点が芝になっているダートコースがいくつかあり、その場合、外枠の方が芝部分を長く走れます。外枠はスタートダッシュがつきやすく、内枠の馬は前に入られてより苦しくなるのです。

 コース形態上、内枠有利になりやすいダートコースも存在しますが、それは個別で頭に入れて処理すればよいでしょう。

◆「若い馬ほど強い」という基本原則

 3歳馬と4歳以上(古馬と言います)が戦う時、どちらが強いのか?

 結論から言うと、世代混合戦では、若い馬ほど成績が良くなります。アラフォー世代の私からすると、何とも切ない話ですが、データ上でも、馬齢が上がるほど成績が下がっていきます。

 ただし、これまで挙げた2つと違うのは、「3歳馬が強い」というのは、競馬ファンにも広く認識されている点。3歳馬というだけで買われ過ぎてしまい、回収率は伸び悩んでいます。そのため、闇雲に若い馬を狙うのではなく、人気の盲点になっている3歳馬を狙い撃つのが重要です。

  勝率については3歳馬と高齢馬で明らかな差があるので、WIN5を購入する際に要注意。3歳馬を侮らないようにしましょう。

 今回は、基本中の基本とも言える3原則を紹介しました。これらはいずれも、「データがたまたまそうなっている」ということではなく、競馬の仕組みや原理に基づいて生じる現象です。

 それだけに、簡単に揺らぐことはありません。プラス収支を目指す上では、まだまだ、色々な知識やテクニックを身につける必要があると思いますが、まずはこの3つを押さえておいてください。競馬新聞の見え方が変わってくるはずですよ。

文/松縄隆史

【松縄隆史】
馬券攻略誌『競馬王』の元編集長。現在はフリーの編集者・ライターとして「競馬を一生楽しむ」ためのコンテンツ作りに勤しんでいる。編集を担当した『降格ローテ 激走の9割は“順当”である』(とうけいば 著)が発売中

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