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健康長寿の探究者がたどり着いた“旧石器時代の生き方”。目指すは120歳

日刊SPA! / 2021年12月4日 8時52分

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金森重樹氏

 健康なまま120歳まで生きる――。そんな大望を抱き日々研究を続けた末に導かれた答えは、「現代の生活様式を旧石器時代に戻す」という驚愕のメソッドだった。

※金森氏は医師ではありませんが、論文や研究結果のリサーチと個人の体験に基づいた見解です

◆健康長寿の探究者がたどり着いた「旧石器時代の生き方」

 糖質を断ち、代わりに脂質を摂る「断糖高脂質食」。これによって2か月で32㎏もの大減量に成功したのが作家の金森重樹氏だ。

「もともとは歯科医院の経営に携わったことで偶然断糖による口腔内環境の改善効果があることを知って始めた旧石器時代の生活でしたが、歯がキレイになったのと同時に予想外のダイエット効果まで得られました。それを機にさらに論文を読み漁って理解を深め、実践し、ツイッターのフォロワーさんからのさまざまな声を聞いているうちに、生活様式を旧石器時代に戻すことは健康長寿に繋がるのではないかと気づいたのです」

 この考えをより一層確信させたのが、歯科医師で栄養学の権威でもあるウェストン・プライス博士が’39年に出版した『食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響』という本だった。

「この本には、世界各地の民族が西洋文明と接することでどんどん壊れていく様子が膨大な写真とともに記録されています。西洋文明がもたらした糖質、小麦粉、缶詰……。これらが人間の体を蝕み、おかしな方向に変化させてしまったのです」

◆「まずは痩せることが長寿の大前提」

 かくして金森氏がたどり着いたのが、「旧石器時代の生き方に戻すことによって人に本来備わっている機能を復元することが健康長寿への近道である」という考えだった。その具体的な方法とは?。

「メタボが進行するとドミノ式に病気が引き起こされるため、まずは痩せることが長寿の大前提です。メタボになる最大の要因は糖質。糖質は直接的に脂肪を増やすだけでなく、虫歯や肌荒れなどさまざまな炎症のもととなり、慢性炎症もまた間接的にメタボへと繋がります。これを踏まえて僕は、糖質を極限までカットして良質な脂質をたっぷりと摂る『断糖高脂質食』を行い、足りない栄養素があればサプリメントで補給。そのうえで食事回数を一日1回にまとめ(1食)、MCTオイル入り生クリーム紅茶など脂質を効率的に摂れる間食(0.5食)でつなぐ『一日1.5食』生活を送っています」

 また、塩や缶詰にも健康を害する危険性が隠れているという。

「現代では塩といえば普通食塩ですが、ナトリウムによって高血圧になることはよく知られています。一方、旧石器時代の人々は基本的に塩を摂っていなかったので、世界中の狩猟採集民の中にはヤノマミ族などの無塩文化が多くあります。彼らは調味料としては植物の灰から作る灰塩でこれを賄います。灰塩にはカリウムが多く含まれておりナトリウムを排出する機能があります。優しい味でふんわりとした塩味が特徴です」

◆旧石器時代の生活をとり入れる4つのポイント

 さらに金森氏は、現代と旧石器時代の生活様式の違いにも着目。「気温」「運動」「入浴」「睡眠」という4つの観点から話を聞いた。まずは、気温について。

「現代はエアコンで一年中室内が一定の温度で保たれている。これが肥満の一因です。実は人の背中には脂肪を燃焼させるベージュ脂肪細胞、褐色脂肪細胞があり、これは寒冷刺激によって熱を生みます。そのため夏はエアコンを最強にし冬も暖房をつけずに寒い時間を作ることをオススメしています」

 続いては運動についてだ。

「人は裸足で歩くことに最適化されており、200個近い骨のうち、くるぶしから下に56個も存在しています。しかし靴を履くことによって関節が固定され、現代人はほとんどの足の骨が適切に機能していない。そこで、スキナーズという裸足の感覚に近い靴を履くことで動いていない骨や関節を活性化させることを心がけています」

 では、入浴はどうか?

「先ほど食塩に含まれるナトリウムが危険だという話をしましたが、極力摂取しないのと同等に大切なのが塩を抜く作業です。実は人には何重ものナトリウム再吸収の仕組みが備わっていて普通の生活を送っていてはなかなか抜けません。そこで有効なのが横隔膜以上まで漬かって36℃前後の不感温度で負荷をかける入浴法。静水圧によって静脈血が心臓に還流し、右心房から心房性ナトリウム利尿ペプチドが分泌されることでナトリウムが排出されます」

◆目指すのはあくまでも健康長寿

 最後に、睡眠について。

「睡眠でもっとも大切なのは、最初の90分でいかに4段階目の深い睡眠にまでダイブさせられるかに尽きます。これによってはじめて脳の老廃物が排泄され(グリンパテックシステム)、成長ホルモンが分泌。肥満改善に繋がるのです。深い睡眠の睡眠最適温度は15~18.3℃といわれており、少し寒くして眠るのがベスト。この際、うつぶせ寝をして背中にある脂肪燃焼細胞も同時に活性化させましょう。また照明も大きな障害で、目には入らなくても肌が少しでも光を感知してしまうと睡眠が阻害されます。できる限り真っ暗に近づけたほうがいい。さらに音も大切で、森の音といった自然音を聞くことでストレスを減らして睡眠の質を上げることができます」

 金森氏が目指すのはただの長寿ではなく、あくまでも健康長寿だ。

「いくら長生きしても寝たきりやツラい治療を続けて人生を楽しめないのでは意味がない。120歳まで現役でピンピン生きているために、僕は人類学や生物化学の論文を読み漁るなど、日々勉強をしているのです」

 健康長寿への道は一日にして成らず。あくなき探求心こそが数十年後の健康体をつくるのだ。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

【金森重樹】
企業グループオーナー。作家。断糖高脂質食で30㎏以上の減量に成功。現在は健康長寿の人類学研究に勤しむ。著書『運動ゼロ空腹ゼロでもみるみる痩せる ガチ速”脂”ダイエット』『120歳まで元気に生きる 最強のサプリ&健康長寿術』。ツイッター@ShigekiKanamori

―[120歳まで生きる]―

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