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「高級クラブの美人ママ」が常連客の“モテない50代サラリーマン”と結婚した意外な理由

日刊SPA! / 2024年11月23日 15時52分

 その点、和弘さんは自慢話とは無縁。ややメタボだから、ホステスたちから『和ちゃん、もっと痩せなきゃダメ!』なんてツッコまれて大笑いという場面も多かったですね。笑いの絶えない席で、ホステスたちも『和ちゃんの席に着きたい』と言うようになったんです」

 そして美咲さんはいつの日か、和弘さんに悩み相談をするようになったようだ。

「誠実な人柄もそうですが、彼は私が男性に求める『口の堅さ』も兼ね備えていました。信頼するに値する人だと感じた私は、いつしか和弘さんに悩み事を打ち明けるようになったんです。クラブのママがお客様に悩み相談などあってはいけませんが、実はその頃、ママ業で心身が疲弊していまして……」

◆彼からの“思いがけない告白”

 美咲さんは、自分は雇われママで、オーナーから「もっと売り上げを伸ばせ」とプレッシャーをかけられていること、心療内科で睡眠導入剤や抗不安剤を処方している旨を伝えたという。

「クラブのママとして『お客さまに夢を売る』ことを念頭に頑張ってきましたが、もう限界でした。これからの人生を考えた時、夜の仕事を辞めたいと思ったんです。何度もオーナーと話し合いましたが、『最低でもあと2年は頑張ってほしい』との要望があり、その言葉を聞いてさらにツラくなってしまって……。その件を和弘さんに話すことにしました」

 和弘さんは親身になって聞いてくれ、「僕が力になるから」と弁護士を紹介してくれたという。同時に、「自分はこんな風貌だから女性とは縁がなかった。もし、美咲さんの仕事に決着がついたら、結婚を前提に付き合ってほしい」と思いがけない告白をされた。

 美咲さんにとって晴天の霹靂だった……。ただ、店はやめたいが、だからと言って結婚を受け入れるわけにはいかない。

「和弘さんは『何年でも待つよ』と言ってくれたんです。そして、『無理なら潔く諦めるから、まずは弁護士に相談に行こう』と事務所まで付き合ってくれました。弁護士には、通院しているクリニックから診断書を発行してもらうことを勧められました。私の場合、不眠や偏頭痛、精神不安などの症状があったので『適応障害』と記載してもらいオーナーに提出し、その結果、2カ月間の休職を得ることができたんです」

◆自宅に行ってみることにした結果…

 美咲さんは続ける。

「引継ぎ期間を終えて、やっと休暇に入った時、横浜市内にある和弘さんの自宅マンションを訪ねました。お客さまの自宅に行くなんて初めてで……。でもそこで、唖然としました。1LDKのマンションには、大量の書物が雑然と置かれ、デスクには書類の山。とても女性を呼ぶ部屋ではありません。彼がこれまで結婚できなかったのは、イケメンとは程遠い容姿とともに、片づけられない性格が関係していたと確信しました」

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