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「全裸以上の恥ずかしい事態に」35歳の現役グラドルがパリコレに出演してみたら――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年11月23日 8時45分

 時間に対する認識の違いだったり、出演者以上に派手な装いの観客がたくさんいたり。パリコレ体験、これすなわち異文化交流会である。

◆最後まで油断禁物のパリコレ旅行、まさかの一文無しに…

 何はともあれ、華やかなステージに立つことができて喜びに満ち溢れた筆者。パリコレ終了後は、他のモデルと数日にわたってパリ観光を楽しんだ。

 そして帰国当日、シャルル・ド・ゴール国際空港へ向かう途中のエレベーター内でスリに遭い、一文無しになった。

 まず何が起きたかというと、エレベーターであとから乗り込んできた長身の男性が、無言で後ろからグイグイ押し込んできたのだが(「エレベーターに乗りきれない」というような空気で)、その直後、筆者が背負っていたリュックのチャックが全開になっていて、財布が消えていた。

 財布に入っていたデビットカードは盗難から1時間以内に5回使われ、クレジットカードは止める前に既に止まっていた。窃盗犯が認証に失敗したからだ。

 かろうじてパスポートだけは別で持っていたのでなんとか出国できたが、あまり使わずに残しておいた現金(ユーロ)全てと保険証類も盗られ、カードや口座関係は全て止めて再発行に。フランスでは通報も何もできないまま搭乗時刻を迎えた。成田に着いてからも無一文で水すら買うことができず、妹が空港まで迎えに来てくれた。

 ちなみにドイツで会社経営をしていた父も、昔、肩にコンデンスミルクのようなものを掛けられ「汚れていますよ」と知らない人から声を掛けられたそうだ。

 そして肩の汚れに気を取られている間に置いた鞄を丸ごと盗まれ、汚れを教えてくれた親切な人の姿も消えていたのだとか。

 鞄の中には家の住所から鍵まで全て入っていたので、防犯のため、家のドアごと取り換えるハメになり、追加で17〜18万円掛かったという(ドアをこじ開けようとした痕跡も見られたそうだ)。

 小切手の冊子も見事に使い切られ、彼のパスポートはその15年後にスペインで、銃殺された人の所持品の中から見つかった。

◆ヨーロッパの美しさと汚さと

 パリだけでなく、ヨーロッパは人助けの精神に富んでいて、困っている人を皆が見過ごさない。街全体で、妊婦やベビーカー、大荷物の人や、老人、迷った観光客を助けるのがもはや常識なので、(かなり離れた場所からも、困っている人に気付けば助けにきてくれる)バリアフリー設備が少ない環境下でもわりと問題なく過ごせたりする。

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