1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

“執事”が明かす、超富裕層たちの買い物事情。「実物を見ずに数千万円のブランドものを購入」「トランクルームを8個借りている人も」

日刊SPA! / 2024年11月23日 15時53分

“超一流は物を大事にする”というような言葉も聞いたことがあるが、実際はどうなのだろうか?

「2代目、3代目などの“親リッチ”は物を大事にする、質実剛健な傾向があります。逆に一代で財を築いた方の中には、物を大事にすることに意識がいかない方も多くいらっしゃいます。急にお金持ちになると、欲望の塊になってしまうみたいで……。仕事を頑張った反動で、“自分へのご褒美”に買いすぎてしまうのでしょうね」

◆「カルピスを2時間以内に500本用意してくれ」

超富裕層ならではの「買いすぎ」エピソードは、他にもあるそうだ。

「日本に来られたヨーロッパの方が『こんなに甘酸っぱい飲み物は本国にはない!』と、カルピスウォーターにひどく感動したんです。そこで『カルピスウォーターを出発までの2時間以内に500本用意してくれ』と仰り、私たちは必死になって街中で買い占めました」

そんなにたくさん積んでしまうと、飛行機の荷物検査で引っかかりはしないのだろうか。

「彼らは民間航空機ではなくて、プライベートジェットを使います。プライベートジェットだとテロが起こるリスクが少ないため、荷物のチェックがそこまで厳重ではないんです」

◆プライベートジェットを使うのは「民間航空機のハイジャックや襲われるのを防ぐため」

ちなみに「彼らがプライベートジェットを好む理由は、他にもあります」と新井さんは続ける。

「一つ目はビジネスの関係です。超富裕層の世界では『交渉は時間を切られた方が負け』と言われています。動く金額がとてつもないので、彼らは交渉にものすごく神経を使うんです。民間航空機だと飛行機の時間を気にしなくてはなりませんが、プライベートジェットならいくらでも変更できます。

二つ目はペットを連れて行けることです。一部の航空会社を除いて、ペットは貨物になってしまいますが、プライベートジェットなら犬や猫と客室で一緒に移動できます」

ただし、プライベートジェットを使う理由は、前向きなものばかりではないという。

「世界の大富豪やVIPとなると、搭乗している飛行機を知られることがリスクになるんです。民間航空機だとハイジャックやテロにあうかもしれないし、空港で待ち伏せされて襲われるかもしれません。

超富裕層は、生きているだけで恨みを買っています。上場企業の経営者なら、社員の家族から『心を病んで退職させられた。社長を許さない!』という怒りを、知らないところで買っているかもしれません。そんななかでプライベートジェットなら、身の安全を確保できるというわけです」

——好きなものを好きなだけ買える超富裕層だが、整理整頓だけでなくリスク管理も大変そうだ。どの層にも、相応の悩みがあるのかもしれない。

<取材・文/綾部まと>

【綾部まと】
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

―[超富裕層の生活]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください