隼太弾 代打で意地の1号 初球仕留めた、左の代打生き残る

スポニチアネックス / 2017年5月20日 9時11分

<ヤ・神>6回無死、右越えソロを放つ代打・伊藤隼。投手・原樹

 ◇セ・リーグ 阪神2―4ヤクルト(2017年5月19日 神宮)

 かつての「戦友」に贈る一撃だった。先発野手陣が苦しめられていた原樹のカットボールを阪神・伊藤隼は一振りで仕留めた。3点劣勢の6回だ。先頭打者として岩貞への代打で登場し、狙い澄ましたように初球をフルスイングで捉えた。

 「積極的に…という気持ちでいった。速いボールに合わせて、ストライクゾーンに来た球を振っていこうと思っていました」

 見逃せばボール球かもしれない高めの131キロを強振。打った瞬間に確信できるほどの勢いで右翼席へ飛び込んだ。本塁打は昨年8月5日のヤクルト戦(神宮)以来。代打弾は14年9月27日のヤクルト戦(甲子園)、15年5月24日のDeNA戦(横浜)に次ぐ通算3本目になった。

 5回までシュートを駆使する原樹に対して打線は1安打の大苦戦。5回終了時に組まれた円陣で片岡打撃コーチから出た「積極的に行こう」という指示をすぐに実践。勝利にはつながらなくても、反撃の口火を切った。

 元同僚の声援に最高の結果で応えた。スタンドには慶大野球部で同学年の伊場竜太さんが観戦に訪れていた。主将だった伊藤隼を副主将として支えた伊場さんは卒業後に社会人・日本製紙石巻でプレー(現在は現役を引退)。オフには慶大グラウンドで自主トレを共にするなど親交が深く、学生時代の思い出が詰まった神宮球場で最高の勇姿を届けた。

 21日にはドラフト2位の小野が初登板初先発を予定し、代わる降格要員が必要。伊藤隼は直近3試合で出場がなく、候補に挙がってもおかしくない状況だった。左の代打として存在感を示し、生き残りへ猛アピールした。(巻木 周平)

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