巨人 107日ぶり3位 吉川光G1勝でCS圏内ついに来た

スポニチアネックス / 2017年9月14日 6時31分

<神・巨>初回2死二塁、吉川光は大山を二飛に仕留める

 ◇セ・リーグ 巨人7―2阪神(2017年9月13日 甲子園)

 6回2死一、二塁。巨人・吉川光にとってこの日の最後の1球は、内角低めの直球だった。代打・梅野を見逃し三振。1軍復帰登板は6回で8安打を浴びながら粘りに粘って、無失点でマウンドを降りた。

 日本ハムからトレードで移籍。期待されながら移籍後初勝利がシーズン終盤になり「ホッとしているのと、この時期になって申し訳ない。後半戦の大事な試合でチームが勝てたことがうれしい」と素直な感想を口にした。

 甲子園での登板は、鳥谷への顔面死球で危険球退場になった5月24日以来だった。「あの1球だけなので変な意識はなかった。ミットを目がけてストライクゾーンで勝負できた」。鳥谷と対戦することはなかったが、臆することなく内角を攻め続けた。12年に14勝を挙げてMVPに輝いた左腕は、本来の思い切りの良い投球スタイルを取り戻していた。

 開幕ローテーション入りも勝てない日々。6月には中継ぎに配置転換され、左肩違和感で同28日のヤクルト戦が最後の1軍登板になった。約3週間のノースローの期間中。ベテラン左腕の杉内には「焦るなよ」と声を掛けられ、3軍で肩周りの筋力と走り込みによる下半身強化に取り組んだ。直球がシュート回転していた反省から、球質と制球力を上げるために基礎となる体づくりを徹底した。2軍で実戦復帰後は日本ハム時代の映像を何度も見直してフォームの微妙なズレを確認。過去の自分から復活のヒントを得ることで昨年7月27日以来413日ぶりの白星につなげた。

 チームはDeNAを抜き、5月29日以来107日ぶりに3位に浮上。高橋監督は「今日で結果が決まるわけではない」と話しつつ、吉川光に「次も先発で投げてもらいたい」と期待した。11年連続のCS進出へ、移籍左腕が戦力に加わった。 (重光 晋太郎)

 ◇吉川光の5月24日阪神戦での危険球退場 0―0で迎えた5回1死三塁で鳥谷を迎え、2球目に投じた144キロ直球が顔面を直撃。鳥谷は鼻から流血し、交代した。危険球退場で移籍初勝利を逃した吉川光は、試合後に「鳥谷さんに申し訳ない。(球が)抜けてしまいました」と謝罪。鼻骨骨折の鳥谷は翌日から出場し続けた。

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