萩野公介 スマイルJ、最後まで戦い抜く姿勢で日本に勇気届けて

スポニチアネックス / 2018年2月14日 11時32分

スイス戦でゴールを決めた久保(21)

 ◇平昌冬季五輪 アイスホッケー女子の1次リーグB組

 【メダリストは見た】スマイルジャパンの皆さん、お疲れさまでした。初戦はスウェーデンに1―2で敗戦。凄く惜しい負けで、スイス戦は初勝利を期待していただけに、正直悔しいです。アイスホッケーはそんなに詳しくはないのですが、スピード感だったり、一瞬のパスミスで試合の流れが変わる部分であったり、手に汗握る試合展開に、僕も固唾(かたず)をのんで見守りました。

 いつかは生で観戦したいと思っていますが、選手の方とは所属するブリヂストンのイベントに一緒に参加させていただき、話す機会もありました。東京都小平市でのイベントだったのですが、その日のうちに北海道へとんぼ返りすると聞き、びっくりした記憶があります。きっと、平昌五輪への準備で忙しかったんでしょうね。ただ、あまり冬季競技の選手と接する機会がないので、僕にとっては貴重な経験になりました。

 アイスホッケーと競泳の共通項を見いだすのは難しいのですが、あえて言えば「分かりやすい」というところでしょう。アイスホッケーの場合はゴールで勝敗が決まる。競泳も誰よりも速くゴールを目指す競技なので分かりやすい。だからこそ、見ていて興奮できるのだと思います。

 決勝トーナメント進出の可能性はなくなりましたが、まだ試合が続きますよね。競泳の場合はリーグ戦方式ではなく、レースが続く限りは、その先には金メダルがある。例えば予選でタイムが悪くても、「この調子でこのタイムなら合格」と割り切って、気持ちを切り替えて次に臨むことができます。アイスホッケーはメダルという目標がなくなった状態でも試合が続く。モチベーションの維持は大変だと思いますが、ぜひ五輪初勝利を目指して頑張ってほしいです。

 今回は応援する立場で五輪を見ていますが、出場している選手自身が思っている以上に、懸命に勝利を目指す姿は、見ている人たちに勇気や力を与えると感じました。時差のない韓国での大会で、日本でテレビ画面を通じて応援している方もたくさんいます。コリア戦は完全アウェーの難しさがあると思いますが、最後まで戦い抜く姿を見せてもらいたいです。

 頑張っている姿といえば、12日にスピードスケート女子1500メートルで銀メダルを獲得した高木美帆選手にも力をもらいました。彼女とは1994年生まれの同学年。2010年のバンクーバー五輪に中学生で出た時から凄いなと思ってましたが、前回のソチ五輪出場を逃し、その失意を乗り越えてのメダルは本当に素晴らしいと思います。3位の選手に大差をつけ、金メダルまでは0・2秒。悔しい気持ちはあると思いますが、決勝の舞台に立ったこと、優勝争いをしたことに、胸を張ってもらいたいです。

 それにしても、スピードスケートのレース中に表示されるトップタイムを示すライン、分かりやすくていいですね。競泳のテレビ中継でもありますが、思わず「もう少しだ、頑張れ!」と力が入りました。

 ◆萩野 公介(はぎの・こうすけ)1994年(平6)8月15日生まれ、栃木県小山市出身の23歳。作新学院高3年時に出場した12年ロンドン五輪男子400メートル個人メドレー銅メダル。13年日本選手権で史上最多の5冠。16年リオデジャネイロ五輪400メートル個人メドレー金、200メートル同銀、800メートルリレー銅。1メートル77、72キロ。ブリヂストン所属。

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