【荻原次晴 分岐点】ソチ王者と暁斗のメダルの色分けた“ジャンプの8秒”

スポニチアネックス / 2018年2月15日 9時38分

<平昌冬季五輪・ノルディック複合ノーマルヒル>フレンツェル(手前)に敗れ銀メダルとなり、悔しがる渡部暁斗

 ◇平昌冬季五輪 ノルディック複合個人ノーマルヒル(2018年2月14日 ヒルサイズ=HS109メートル、距離10km)

 戦前の予想通り、ジャンプの結果がメダルの色を分けた。前半の1位、2位は後半距離で力が劣る選手。トップから28秒遅れのスタートは気にならなかったものの、優勝したソチ五輪金メダルのフレンツェルとは8秒差しかなかった。今季のW杯総合順位で2位につけるシュミット(ノルウェー)が前半31位と飛距離が全く伸びなかったように、風の運不運の差が大きかった。渡部暁はそこそこの風をもらって105.5メートル。欲を言えばもっと強い向かい風が欲しかったが、間違いなく調子はいいと感じた。20日のラージヒルも金メダル争いができるはずだ。

 後半距離については、フレンツェルの強さに脱帽するしかない。早々とトップ集団を捉え、追い付いた後はほとんど駆け引きすることなくレースを引っ張った。ラストスパートの爆発力も見事。渡部暁もある意味でフレンツェルに引っ張ってもらったとも言える。(98年長野五輪ノルディック複合団体5位、個人6位)

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