広島また自力V消滅危機回避 11回サヨナラ劇勝!“満塁の呪縛”解き放った磯村が9年目初劇打

スポニチアネックス / 2019年8月14日 5時38分

11回1死満塁、磯村のサヨナラ犠飛で生還し跳び上がって喜ぶ鈴木(撮影・奥 調)

 ◇セ・リーグ 広島2-1巨人(2019年8月13日 マツダ)

 広島・磯村嘉孝捕手(26)が13日の巨人戦で9年目にして初のサヨナラ打を放ち、引き分けでも自力優勝の可能性が消滅する窮地を救った。同点の延長11回に鈴木誠也外野手(24)の二塁打を起点した1死満塁で代打登場し、左犠飛で期待に応えた。サヨナラ勝利は今季9度目。3連敗から脱出し、本拠地マツダスタジアムでは節目の通算400勝に到達した。

 土俵際に追い込まれると、赤ヘルの底力が現れる。1点しか奪えずに迎えた同点の延長11回だった。先頭の鈴木が左翼フェンス直撃の二塁打で突破口を開き、野間の犠打で1死三塁。「バントの時点で回ってくると思った」と磯村は早めに一塁ベンチ裏のスイングルームを後にした。

 予想通りメヒア、会沢が2者連続の申告敬遠で満塁。準備万全の代打として打席に向かった。初球からフルスイングで空振りし、カウント1―1からの鍵谷のスライダーを左翼へ。飛距離十分のライナー性の飛球で鈴木を本塁へ還した。プロ9年目にして初のサヨナラ打。“愛されキャラ”は一塁付近で手荒い祝福を受けた。

 「うれしいですね。ストライクに来た球は、とにかく全部振ろうと思った。(弾道が)低かったのでどうかなと思ったけど、誠也だったので大丈夫だと」

 “満塁の呪縛”から解き放たれた。打ち合いだった前夜は3度の満塁機で1度も得点できずに1点差で敗れた。一転した投手戦で7回は1死満塁、8回は2死満塁を逃し、3度目でものにした。「最近は代打で結果が出ていなかったし、結果を出したいという思いは常にあった」。6月上旬に打率4割を越えて“代打1番手”に昇格しながら、この試合では5人目の代打。緒方監督にも「ここ最近、内容が悪かったから、この順番。結果を出せば順番は上がってくる。若い選手が経験を積んで結果に対して自信をつけてくれたらいい」と称えられた。

 引き分けでも自力優勝の可能性が消滅する一戦だった。7月19日からの巨人3連戦では1試合でも落とせない崖っぷちから3連勝。今回を合わせて4度続けて瀬戸際で阻止する粘り強さで、連敗を3で止めた。マツダスタジアム開場11年目で節目の400勝にも到達し、指揮官は「接戦を勝ちきることができて良かった」とうなずいた。首位とは3・5ゲーム差に再接近。3連覇中の王者の意地で背中に食らいつくだけだ。(河合 洋介)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング