【尾川とも子の目】ボルダリング楢崎智、得意な動きをミスせずこなせた

スポニチアネックス / 2019年8月14日 8時2分

男子ボルダリング決勝、第3課題を完登しガッツポーズをする楢崎智亜(撮影・小海途 良幹)

 ◇スポーツクライミング 世界選手権第3日(2019年8月13日 エスフォルタアリーナ八王子)

 男子の楢崎選手は、得意な動きをミスせず完璧にこなせたことが勝因です。第1課題のホールドを跳び移るような設定で、持ち味の華やかなムーブが出ました。同じ課題の上部で、彼が苦手としている体を畳むような動きが要求されましたが、対応が可能な範囲だったことも味方しました。第3課題はゾーンを取る前の動きで、足をベストポジションに置いたことも素晴らしかったですね。

 女子の野口選手と優勝したガルンブレト選手との勝負の分かれ目は、第3課題でした。バランスが求められる設定で、左手を伸ばしてホールドをつかみ、さらにゾーンを取る局面。ホールドを持った瞬間、すぐ次の一手でゾーンをつかめれば良かったのですが、野口さんは連続した動きがやや苦手で、がっちりつかんでからゾーンを取りにいこうとしてしまった。ガルンブレトさんが登れなかった課題だけに、完登しておきたかったですね。(プロクライマー)

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