組織委員会「東京2020大会実施本部」立ち上げ 森会長「ラグビーで言えば展開戦。FW戦ではない」

スポニチアネックス / 2020年3月26日 14時51分

あいさつする森喜朗会長

 東京2020五輪・パラリンピック組織委員会は26日、21年へ延期となった五輪の新たな計画を策定する「新たな出発 東京2020大会実施本部」を立ち上げ、都内で第1回会議を開いた。森喜朗会長、武藤敏郎事務総長ら組織委の幹部31人が出席。冒頭であいさつした森会長は「ラグビーで言えば展開戦。FW戦ではない。むしろどんどん展開して、新たに積み上げていくということになろうかと思います」と、短期間でスピーディーな決断と実行が求められる作業について説明した。

 森会長はまた「アスリートの皆さんが思い切ったプレーができるために五輪を開くのだから、アスリートのことを無視したり、考えずして我々が行動できるわけがない。しかし、アスリートの皆さんも“我々が主役なんだ”という自意識過剰であってはいかんと思う。難局に一緒にぶつかって、この難しい時代を乗り切らなくては」と持論を展開した。

 小2の年が太平洋戦争の終戦だったという同会長は、野球やラグビーの選手が学徒動員される姿を目の当たりにした体験を明かし、自身が生まれる前に出征した父親が「生きて帰れるとは思ってないから、息子にこれだけ渡しておけ」と下駄箱の上に野球のグラブとラグビーボールを置いていったというエピソードも披露。

 「今のアスリート諸君も、この苦難の中にあって甘えはいかんと思う。一緒になって乗り切っていく。過酷な中で、アスリート諸君がこれを乗り切ることによって、世界から多くの評価を得る体験ができるのだろうと思っている」と力説した。

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