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萩野、200メートル個人メドレー2位で3大会連続五輪代表内定!故障、休養…リオ後の長いトンネル抜けた

スポニチアネックス / 2021年4月9日 5時32分

ゴールし健闘をたたえ合う2位の萩野(左)と優勝を果たした瀬戸(撮影・会津 智海)

 ◇競泳日本選手権兼東京五輪代表選考会第6日(2021年4月8日 東京アクアティクスセンター)

 ライバルとの一騎打ちこそ僅差で敗れたが、萩野公介(26=ブリヂストン)の表情はすがすがしかった。長期休養を挟みながら、200メートル個人メドレー決勝で派遣記録を突破し、3大会連続の五輪個人種目代表に内定。「逃げ出したい時期もあったし一時はレース前に負けたこともあったけど、それもなく大人のレースができたと思う」とうなずいた。

 前日のクールダウン会場で瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)と冗談交じりで交わした「泥仕合になるね」という言葉通りの展開だった。最初のバタフライで「燃え過ぎて力んでしまった」と出遅れたものの、第3泳法の平泳ぎをトップで終え、ラスト50メートルは瀬戸と大接戦。最後は屈したが「大也も力を出してくれて、久しぶりに2人でこういうレースができた」と破顔。自身の日本記録には遠く及ばないが、充実の時間だった。

 リオ五輪後は右肘手術の影響もあり低迷。競技に身が入らず、バイク練習でコーチが見ていない隙にペダルをこぐ強度を軽くしたこともある。19年3月には平井伯昌コーチ(57)に「水泳が嫌いになりつつあります」と打ち明け、約3カ月の休養に入った。丸刈りにして欧州を一人旅し、泳ぐ意味を自問自答。いばらの道を覚悟して、現役続行を決意した。親交の深い騎手の武豊(52)から「周囲に何を言われても気にするな。自分を信じて突き進め」と背中を押されたことも大きかった。

 今大会はリオ五輪で金メダルを獲得した400メートル個人メドレーを回避した。「その選択が正しいかは分からない」としつつも「数年前から2択の選択肢を最善のところで進んだら、もっと違う人生があった。でも、これが今の萩野公介だと思う」とキッパリ。3度目の五輪はメダル獲得よりも競泳人生を表現する場と捉え、「自分にしかできない泳ぎを見せたい」と誓った。(鳥原 有華)

 《リオ五輪後の萩野》

 ☆16年8月 リオ五輪の400メートル個人メドレー金など金、銀、銅のメダル3個を獲得。

 ☆同9月 15年に骨折して違和感のあった右肘を手術。

 ☆17年1月 東洋大卒業を前にブリヂストンと22年3月まで5年契約。

 ☆同7月 世界選手権の200メートル個人メドレーで銀メダルも、800メートルリレーで精彩を欠き号泣。

 ☆18年1月 体調不良で入院。

 ☆19年2月 コナミオープン400メートル個人メドレー予選で自己ベストより17秒以上も遅い記録に終わり、決勝を棄権。

 ☆同3月 日本選手権欠場を発表。成績不振によるモチベーション低下を理由に休養に入る。

 ☆同8月 W杯東京大会で半年ぶりにレース復帰する。

 ☆同9月 シンガー・ソングライターmiwaとの結婚を発表。

 ☆20年2月 コナミオープン400メートル個人メドレー4位で「泳ぐ前から怖い」と吐露。

 ☆同6月 五輪延期決定後初めて取材に応じ「今年、東京五輪が来ていたら厳しかった」。

 ☆同8月 半年ぶりレースとなった東京都特別大会200メートル個人メドレーで1分58秒20の1着。

 ☆同10月 ブダペストで開催された国際リーグに参戦。400メートル個人メドレーで5連勝。

 ☆同12月 瀬戸が不在の日本選手権で個人メドレー2冠を達成。

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