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林享氏が占う五輪への課題 池江は全盛期まで戻れる 萩野は自由形強化でラスト爆発的スピードに

スポニチアネックス / 2021年4月9日 5時32分

女子100メートル自由形決勝、優勝を果たす池江(撮影・会津 智海)

 ◇競泳日本選手権五輪代表選考会第6日(2021年4月8日 東京アクアティクスセンター)

 池江の優勝タイムは想定より遅かった。前半はまずまずだったが、後半でバテて、準決勝ほど加速しなかった。一番の原因は体力面だろう。自己ベストに比べバタフライは1秒~1秒5、自由形も1秒ほど違う。元の状態から見れば今の池江の体は6割ぐらいで、中学生から高校1年生ぐらいだと思う。まだ食事面や筋力強化はできていないはずで、今後トレーニングすれば体力的にさらに良くなる余地は残されている。

 五輪本番でも体調面を最優先して取り組んでいくはずだが、池江本人の勝ちたいという気持ちが強くなっており、その点では全盛期レベルに戻ることができる要素はある。100メートル自由形のタイムは2~3カ月で2秒近く伸ばした。あと3カ月で1秒伸ばせば、日本記録を出していた3年前の時期の記録に近づく。そこを目指せば、五輪での活躍が期待できるのではないか。

 男子200メートル個人メドレーで五輪代表に内定した萩野は状態はほぼ戻ってきているが、連戦や勝負どころでの泳ぎはまだ7、8割といったところ。決勝では平泳ぎは速かったが、その分最後の自由形が伸びなかった。平泳ぎは技術が重要なので、楽に速く泳ぐことが個人メドレーでは大事になる。自由形に力を残す頑張り方で良かった。ただ、五輪に向けてはいい経験になった。修正して、勝つレースができるだろう。

 萩野は800メートルリレーにも選ばれており、自由形を中心に強化すれば個人メドレーでの最後の爆発的なスピードにつながる。3カ月で戻せると思うし、瀬戸もいるのでライバル同士切磋琢磨(せっさたくま)すれば日本記録も狙っていける。(92年バルセロナ五輪100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

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