前日に深夜まで新幹線に缶詰め状態だったヤクルト・村上ら4選手が2日がかりで広島入り

試合が中止となり29日に一度は移動する村上だったが…

　台風10号の影響のため前日に広島入りできなかったヤクルトの村上、高橋、高梨、山野の4選手は都内でそれぞれ調整を行った後に移動。広島行きが全便欠航、新幹線も東京―名古屋間が終日運休する中、空路で岡山へ向かい、岡山から山陽新幹線を乗り継いで夜に広島入りした。

　前日は乗車した午後3時12分発の広島行きのぞみ43号が、大雨のため新富士駅で8時間以上も立ち往生。日付の変わった午前零時過ぎ、先に引き返す列車に乗り換えて東京駅に着いたのは午前1時過ぎだった。8時間以上の缶詰め状態から一夜明けて、村上は都内のジムで調整。高橋、高梨、山野は神宮外苑の施設で汗を流した。

　前夜は品川駅で下車した高橋は「初めての経験ですね。家に帰ったのは1時半から2時。いい経験ができたと思ってやるしかない」と話し、山野とキャッチボールを行い、先発予定の31日の広島戦（マツダ）に備えた。

　チームが今季7戦全敗のマツダスタジアムだが、高橋自身はここ2試合は計14回を2失点（自責点1）と上り調子だ。4選手とも2日かがりの広島移動となったが、高橋は「勝てばいい。これで勝てば、何でも。しっかり勝てるように頑張ります」と力を込めた。