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日本ハム・清宮 名誉挽回のV10号!初回好機に凡退&送球ミス「絶対にやり返すという強い気持ちで」

スポニチアネックス / 2024年8月31日 6時3分

<西・日>3回、3ランを放ちナインに迎えられる清宮(撮影・藤山 由理) 

 ◇パ・リーグ 日本ハム5―2西武(2024年8月30日 ベルーナD)

 数カ月前、この未来は想像できなかっただろう。シーズン序盤は不振で2軍落ちも経験した日本ハム・清宮が夏場から巻き返し、3年連続の2桁本塁打も達成。それも試合中のミスを取り返し、CS進出へ向けスパートをかける決勝弾だった。

 「少し前までは“(今季に)10本打てるかな”と思っていた。地道にやってきた成果が少しずつ出ている。もっともっと打ちたい」

 打たなければいけなかった。初回は1死二塁の先制機で初球を簡単に打ち上げて捕邪飛。直後の初回1死一塁の一塁守備では西川のゴロを捕球して封殺を狙ったが、二塁へ悪送球した。失点にはつながらなかったが、流れを渡しかねない凡ミス。気合を胸に3回1死一、二塁で打席に立ち、松本が投じた高めの145キロの直球を強振した。2試合連発で、9試合連続安打となる右中間10号3ラン。「絶対にやり返すという強い気持ちで(打席に)入った」と誇った。

 これで8月は打率・319、7本塁打、24打点とした。4月に着用した「エスコンフィールド1周年記念ユニホーム」の再着用期間で、初めてビジターで着用した一戦で勝利に貢献し、2位のチームは今季最多タイの貯金13。ただ清宮の失策だけでなく、6回にバント処理をした捕手・田宮の送球ミスもあり、新庄監督は「勝った気がせん。大事な試合になってきてミスが多い。もう一回、気合を入れてもらわないと」と笑顔は見せなかった。

 8月も残り1試合。清宮も「9月に向けて勢いを付けられるように」と見据える。“夏男”が打線をけん引し、勝負の秋に向かう。(田中 健人)

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