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ロッテ朗希 直球だけじゃない!縦&横のスライダーで7回零封 メジャー15球団スカウトの前で進化見せた

スポニチアネックス / 2024年8月31日 5時33分

<ロ・ソ>5回、正木を三ゴロに抑える佐々木(撮影・村上 大輔)

 ◇パ・リーグ ロッテ6―2ソフトバンク(2024年8月30日 ZOZOマリン)

 ロッテの佐々木朗希投手(22)が30日、ソフトバンク戦に先発して7回3安打無失点、7奪三振で1日の西武戦以来、約1カ月ぶりの7勝目。直球は最速161キロを記録し、スライダーを普段より多投するなど強力打線に的を絞らせなかった。今オフにもメジャーに挑戦する可能性がある怪物右腕には、今季最多でメジャー全30球団の半数となる15球団のスカウトが集結。今後もグラウンド内外で注目を集めそうだ。

 佐々木に笑顔が戻った。安田、藤原と上がったお立ち台、試合後の囲み取材でも、自然と笑みがこぼれる。「前回、ソフトバンクにはやられていた。“やり返すぞ”という気持ちで投げた」。それも配球を大幅に変更する新スタイルで抑えた。

 「調子自体は変わらなかった。それをいかに、どう良く見せるかを考えた」。リーグ首位の相手には8日の前回対戦で自己ワースト9安打を浴び3失点で黒星。鍵はスライダーだ。「反省を生かして、いろいろ工夫した。捕手(の佐藤)と話し合って反応を見ながら投げた」。直球は最速161キロで平均158・2キロを記録する一方、横だけでなく縦への鋭い変化も織り交ぜたスライダーを多投した。

 今季9打数4安打だった今宮には3打席とも1、2球目はスライダー。6回には10球全て変化球で3者連続三振を奪った。「いつもの投球ではない、彼なりに考えた配球。ちょっと多すぎるかなと思ったけど」と吉井監督が評したスライダーの割合は38・6%で、過去13試合の21・7%から激増。スライダーが130キロ台で、140キロ台のフォーク、150キロ台後半の直球との「三段スライド方式」の緩急で幻惑した。

 シーズン終盤。大リーグでも来季に向けた編成作業が本格化しており、この日はドジャース、ヤンキース、カージナルスなど今季最多の15球団のスカウトが視察。カブスは昨年も来日し、今永獲りにも尽力したジェド・ホイヤー編成本部長が直々に足を運んだ。試合前には「打者から見た感想を」と藤原に配球面での助言も求めた佐々木が、メジャー関係者の熱視線を浴びながら7勝目を手にした。

 右上肢のコンディショニング不良から復帰後、101球は最多で7回も最長。「今日は点差もあって自分のペースで投げられた。ロースコアの時も同じような投球ができるように」。22歳の若者には、やはり笑顔がよく似合う。(鈴木 勝巳)

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