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金足農・吉田大輝が初の甲子園で感じた全国レベル 次は“ふさわしい”姿で活躍誓う

スポニチアネックス / 2024年8月31日 7時0分

金足農・吉田

 京都国際の初優勝で終えた第106回全国高校野球選手権大会。大会期間中は試合後の取材で、高校球児から数多くの心打たれる言葉を聞くことができた。中でも印象に残っているのが、金足農(秋田)のエース右腕・吉田大輝投手(2年)が初戦敗退後に発した「まだ甲子園にふさわしい投手ではなかった」との言葉だった。

 同校OBのオリックス・吉田の弟として注目を集め、2年生エースとして堂々と甲子園に乗り込んできた。18年夏に甲子園準優勝した兄同様に、強気な発言を秋田大会から繰り返し、マウンドに上がればそっくりな投球フォームで打者を圧倒してきた。

 6年ぶりの甲子園出場を決めた際には「準優勝だった兄を超えたい」と何度も繰り返し、聖地での活躍も思い描いた。目標に掲げる世代No・1投手になるためにも「健大高崎の石垣(元気)選手とか同世代の投手に勝ちたい」と口にしてきた。

 だが、西日本短大付(福岡)との初戦では先発して7回9安打5失点で降板。今夏、初めて途中降板することとなり「エースが抑えなければいけないのに、自分が全部の回でマウンドに立てなかったのが悔しい」と人目をはばからず号泣した。

 甲子園で敗れ「悔しい」「また戻ってきたい」との言葉はよく耳にするが、吉田の発した「ふさわしくない」は初めて聞いた。負けて悔しい気持ちもありながら、理想と現実とのギャップをすぐに受け止め、今の自分に何が足りないのかをすぐに分析できたからだろう。初めて立った甲子園で痛感した全国レベル。「難しい場所だった」とも表現した聖地のマウンドに“ふさわしい”姿で戻ってくることを楽しみにしたい。(記者コラム・村井 樹)

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