新入幕の白熊が締め込みを「かちがえし」から「鉄紺」に変更 「格好良い」とお気に入り

新調した「鉄紺」の「締め込みで稽古する白熊

　大相撲の人気力士、白熊（25＝二所ノ関部屋）が新入幕で迎える秋場所（8日初日、東京・両国国技館）から締め込みの色を「鉄紺」に替えて臨むことになった。31日、茨城県阿見町の同部屋で行われた稽古で新調した締め込みを締め、体になじませた。新十両の昨年秋場所からは「褐返し（かちがえし」の締め込みだったが、新入幕を機に変更。鮮やかな色合いが白熊の体にマッチしており「格好良いですね。（目が）つまって柔らかい。でも固さもある」と気に入っている様子だ。

　この日は関脇・大の里と連続で11番取って4勝7敗。最初は左上手を素早く奪って四つの形から寄り切るなど力強さを披露したが、相手が右を固めた立ち合いに修正するとあっさりと土俵を割る回数が増えた。それでも名古屋場所十両優勝の要因でもある前に出る姿勢は、負けた相撲でも十分のぞかせていた。白熊は「左を取れれば相撲になりますが、大の里関は強いし、まだまだですね。それでもいい稽古になっています」と前向き。「ここまではいい感じで調整できているので、場所に向けて調子を上げていきたい」と1週間後の「秋の陣」を見据えた。