川合俊一氏 日本バレーボール協会会長就任のいきさつを赤裸々告白「ブーメランのように返ってきて」

日本バレーボール協会の川合俊一会長

　日本バレーボール協会会長の川合俊一氏（61）が31日放送のニッポン放送「ゴッドアフタヌーン　アッコのいいかげんに1000回」（土曜前11・00）にゲスト出演。22年、会長に就任したいきさつを赤裸々に語った。

　パーソナリティーの和田アキ子とは30年以上の仲で、親しくしてきたという川合氏。和田が「そんなあなたが日本バレーボール協会の会長ですよ」と振ると、川合氏は「びっくりしますよね」。和田が「私もびっくりした」と返すと、川合氏も「私もびっくりしました。僕ですか？と」と苦笑した。

　和田は「麻雀でよく遊んでたじゃない？麻雀を誘った時に、“愛知にいるんですよ！”って言ってることが多くて、“愛知で何してるのよ”って言ったら、“トヨタでビーチバレーを教えてる”って言ってて。“ほとんど拠点は愛知です”って言ってた」と振り返ると、当時、トヨタ自動車のビーチバレーボール部でGMをしていた川合氏は「向こうにも家を借りて、コロナで、トヨタ自動車ってちゃんとしているんで、県外出るのは禁止ってなったんですよ。それをちゃんとみんな守るんで、“川合さんもいてください”って。“え？東京帰れないんだ！”ってところから、ずっと愛知に住むことが多くなったんですよ」と説明した。

　和田は「そうやってビーチバレーを教えていたのに、なんでバレーボール協会の会長？」と投げかけ。川合氏は「3年前ぐらい、バレーボール協会でちょっと不祥事があったんです。そこで前会長とか執行部は解任されるわけですよ。誰もいなくなっちゃったものだから、副会長がいらっしゃって、20人ぐらいどんな人が会長がいいかって聞き取り調査をして。その20人の中に僕も入ってて、“どんな人がいいですか？”って聞かれ、いろいろなこと言ったんですけど、“一番大事なのが、会長やっていただけませんか？って聞いた時にやります！って即答みたいな人はやめてください”と。“優秀な人は何歳になっても優秀だから、必ずどこかの企業とかいろいろな職種があって忙しいはず。即答どころか、僕、私は忙しいからできません！って断るような人じゃないとダメですよ”って言って」と明かした。

　さらに「2週間か3週間か後に、聞き取り終わって、“もう1回、お会いしたい”と。会って聞いたら、“9割方、川合さんがいい！”って言うんですよ。“僕ですか？”って」と川合氏。「僕はこんな人がいい！って言っただけで、僕は無理ですよ！」と言ったというが、「川合さんは条件が全部合っていると。バレーボールをやっていた、経営していた、ガバナンス・コンプライアンスがしっかりしている、メディアに精通しているとか。ほとんど川合さんが合っている」と返されたという。

　川合氏は「無理ですよ、忙しい。トヨタもあれば、芸能もやっていますし。本当に無理ですよ」と断わったものの「“無理だって言う人を選べ！って言ってましたよね”って、ブーメランのように返ってきて」と苦笑。その時点で、川合氏はトヨタ自動車の嘱託社員という立場だったこともあり、勝手に決めることができず、社長に許可を取ることに。社長からもOKが出たことで無事会長に就任することになった。

　川合氏は「トヨタから出向で日本バレーボール協会に行ってるから、絶対にしっかりさせないといけないんです」と力を込めた。