堺正章 おしゃれ！78歳「たまにGUを着たりする」明かす 「今、やっちゃいけない」3選とは

＜「第4回Men’s　Beautyアワード」＞トロフィーを掲げる堺正章（撮影・小渕　日向子）

　男性を対象にしたビューティーアワード「第4回Men's　Beautyアワード」が31日、都内で開催された。計9部門で選出された各賞受賞者が表彰式に登壇し、受賞の喜びを語った。俳優の堺正章（78）は授賞式後のトークショーで、「このまま犯罪者になっちゃおうか善意の庶民になろうか」と思い悩んだエピソードを明かし、自身の考える「やってはいけない3つのこと」を語った。

　今後は「それぞれの個性を打ち出していく世代になっていく」と予想し「好きな物って違っていいんだけど、注意しなければいけないのは自己満足にならないこと」と見解。

　特に、服装は個性が表れやすいいため自身も「保守的になって、それで冒険しやすくなる」ことを心がけていて「ジャケットやスーツを着ることが多くなるが、たまにGUを着たりする」という。

　ある時、買い物を楽しんでいた堺を魔の手が襲った出来事が。店にはブースにいれると自動的に商品を読み取り、会計をしてくれる自動会計機能があり「7000円ぐらいの商品をどーんといれたのに、3000円ぐらいだったから、“あれっ？”と思った。これ全部持って出るときにピッピなっちゃったらどうしよう」と盗難防止ブザーが鳴ることを警戒したと回顧。

　「すっごい迷った。このまま行っちゃおうか。このまま犯罪者になっちゃおうか善意の庶民になろうか」悩んだものの、後者を選択。再度、店員に確認してもらうと「4点ぐらいカウントしてなかった」と説明し「あぶないあぶない！」と間一髪危機を逃れたと冗談まじりに語った。

　「こういう犯罪は気をつけなければならない。今、やっちゃいけないと思っていることは3つある」と堺。「飲酒運転、ドラッグ、不倫」と力説し「気を付けなければダメ!!」と強調した。

　男性の美と健康を表彰する本賞。9部門で計9名の受賞者が発表された。

　「セルフメディケーション部門」元サッカー日本代表の松井大輔さん、「beautyスキンケア部門」モデルの冨永章胤、「Beautyミドル部門」元サッカー日本代表でタレントの武田修宏、「Beautyライフスタイル部門」俳優の堺、「大塚製薬株式会社　UL・OS賞」カヌー日本代表の羽根田卓也、「花王株式会社　サクセス賞」元ラグビー日本代表の田中史朗さん、「株式会社マンダム　LUCIDO賞」栃木ゴールデンブレーブスの川崎宗則、「株式会社リップス　LIPPS賞」BMX日本代表選手の中村輪夢、「特別賞」ドジャース大谷翔平投手が受賞した。

　堺は、誰もが知るマルチタレントの第一人者として芸能界をけん引し、78歳となったいまでも精力的に芸能活動を続けていることが選考理由となった。笑顔で登壇し「誠にありがとうございます」とマイクに頭を当てながら一礼。会場の笑いを誘い「まちゃあき～」と黄色い歓声が飛んだ。受賞を喜んだものの「何でだろうか」と考えたという。これまで「“大きく見せたい”“立派に見せたい”と、自分に洋服を着せていたことがあった」が、78歳となり「原寸大の自分で生きていけると凄いんじゃないかと思えるようになった。“素の自分”を表現できたら良いなと思いました」とコメント。最後に「“まちゃあき”という年齢じゃないので“堺さん”と呼んでいただけたらというのが願望」と願った。