ヤクルト・高津監督 鬼門マツダ今季8戦全敗に絶句「もうちょっとコメントがないね」昨季も1勝11敗1分

＜広・ヤ＞選手交代を告げベンチに戻る高津監督（撮影・長嶋　久樹）

　◇セ・リーグ　ヤクルト0ー7広島（2024年8月31日　マツダ）

　ヤクルトは広島に0－7で敗れ、今季13度目の零敗で4連敗。鬼門マツダスタジアムで今季8戦全敗となった。打線が広島・先発の大瀬良を攻略できず、わずか1安打に抑えられた。

　敵地広島での対戦は今季8戦全敗。昨年も1勝11敗1分と相性の悪い球場になっており、高津監督は「もうちょっとコメントがないね。毎回同じことなんで」と絶句した。

　先発の高橋は粘投したもの、7回途中6失点（自責4）。「ほとんど長打。いい球もありましたけど、勝てるピッチングではなかった」と指揮官。「ちょっと横から見てて、この1球ダメだなとかっていうのはあった」と4回、小園へ二塁打を許した1球を厳しく指摘した。

　安打はわずか1安打のみ。「初回の1人目のヒット以外、出ていないので、四球3つで、27人は打ち取られてるわけなんで。何もできなかった」。広島・大瀬良の降板後も無安打に終わった。

　「もう、全然元気ないね。せっかく、若い人はチャンスなんだけど。まだまだなところもあるし。やっぱり点を取る努力、もちろんしてないとは言わないけど、みんなで（失点を）防ぐ努力っていうところをもう1回見つめ直さないと。その基本的なところを見つめ直さないといけないのかなと思いますね」。指揮官は淡々と振り返った。