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阪神・輝 逆転V3ラン 戸郷KO痛快G倒!長期ロード明け30日ぶり甲子園歓喜 首位広島と4・5差に

スポニチアネックス / 2024年9月1日 5時18分

<神・巨>6回、逆転3ランを放った佐藤輝(右)は大山とハイタッチをかわす(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神4―2巨人(2024年8月31日 甲子園)

 阪神は31日、長期ロード明けの初戦となった甲子園での巨人戦で4―2で逆転勝ちした。0―2の6回2死一、二塁から佐藤輝明内野手(25)が逆転の11号3ラン。敗れれば首位とのゲーム差が今季最大の6になっていた一戦で、背番号8に今季初の逆転アーチが飛び出した。5回まで1安打に封じられた難敵・戸郷を攻略し、ヤクルトに勝って首位に浮上した広島とは4・5ゲーム差。主砲の逆転V弾が、逆転リーグVへ望みをつないだ。

 30日ぶりの聖地・甲子園で、大歓声を独り占めした瞬間だった。2点を追う6回2死一、二塁で迎えた第3打席。佐藤輝は、カウント1―1から難敵・戸郷の外角低め150キロの直球を捉えた。

 「(才木)浩人が粘ってくれていたので、何とか援護したい気持ち。ワンチャンスで最高の結果を出すことができて良かった」

 打球は大きな弧を描きながら左中間スタンドに着弾した。開場100周年記念試合となった8月1日の同カードで6号ソロを放っており、30日を経ての“聖地2戦連発”。意外にも今季初めて放った逆転アーチが、虎党を総立ちにさせた。

 「(戸郷は)素晴らしい投手。最高の結果になって良かった。凄い勢いがつくと思う」

 戸郷には5月24日にノーヒットノーランを喫した。東京ドームで前回対戦した8月14日には完封負け。この日も6回2死まで1安打と大苦戦し、佐藤輝自身も今季は4回の第2打席まで13打数2安打(打率・154)だった。それでも2死から森下が中前打、大山が死球でつないだ好機に、試合前の時点で得点圏打率・330のクラッチヒッターは燃えた。「本当にいいピッチャーから打てたのでうれしい」。戸郷からは毎年1本アーチを放っており、これで投手別で単独最多の通算4本目。本人の言葉通り、最高の場面で最高の結果を生んだ。

 負ければ首位とは今季最大の6ゲーム差となった一戦で、チームを救った。巨人と首位が入れ替わった広島とは4・5差のままだが、半歩前進には間違いない。岡田監督からは「そら一番のバッティングやんか。ホームランやから。そういう意味では(流れは)変わると思うし、そら大きいよ、ホームランというのは。なかなかホームランが出るようなピッチャーじゃないわけやから、今日なんか」と絶賛された。

 直近4試合は16打数1安打で「伝統の一戦」を迎えても、8月を今季自己最多の月間6発&21打点で締めた。今季勝率・630の甲子園で、残り23試合のうち14試合を残しているのもチームには追い風だ。「みんなでつないでいい点の取り方ができたので乗っていける。しっかり(次戦も)勝ちたいと思います」と佐藤輝。昨季、打率・344(93打数32安打)、7本塁打、23打点と無双ぶりを発揮した“ミスター・セプテンバー”の逆転V弾を、9月の進撃、その先の逆転Vへの号砲にする。(石崎 祥平)

 ○…佐藤輝(神)が6回、戸郷から逆転の3ラン。夏のロード明け初戦の本塁打はプロ4年目で初めて。ロード突入直前の8月1日巨人戦でも8回に船迫から6号ソロで、甲子園2試合連発となった。戸郷からは通算4本目で、本塁打を打った61投手中、単独最多になった。

 ○…肩書付きの本塁打は8月6日ヤクルト戦の9号勝ち越し2ラン以来今季7本目。通算79本塁打中31本目になるが、逆転弾は21年5月2日広島戦(甲子園)野村=満塁、22年4月15日巨人戦(甲子園)菅野=2ラン以来2年ぶり3本目。

 ○…8月6本塁打は22年4月と23年9月の7本に次ぐ自身2番目。リーグ月間トップの21打点は23年9月の23打点、同5月22打点に次ぐ自身3番目の数字。

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