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阪神・近本 ヤクルト青木抜いた!6年目歴代単独2位の通算906安打「勝つためのヒット打ちたい」

スポニチアネックス / 2024年9月1日 5時18分

<神・巨>7回、近本は内野安打を放つ(投手・井上)(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神4―2巨人(2024年8月31日 甲子園)

 阪神・近本の快音が止まらない。4―2の7回先頭、3番手・井上の初球、外角直球を痛烈にはじき返したゴロは二遊間へ。守備範囲の広い二塁手・吉川も追いつくのがやっとで、プロ通算906度目のHランプをともした。新人から6年間の安打数で、ヤクルト・青木宣親を抜いて単独2位に浮上。好調を維持し続けており、「積み重ねだと思う」と短い言葉に思いを込めた。

 初回は戸郷の低めフォークに空振り三振、6回も同じく外角フォークに空振り三振を喫したが、第4打席で結果を出した。この安打は得点にはつながらなかったものの、2四球(うち申告敬遠1)も含めて1番打者らしくチャンスメークした。長嶋茂雄(巨人)の歴代最多926安打まで、残り23試合で20本。レジェンドの記録を射程圏に捉えた。「勝つためにヒットを重ねるだけ。勝つためのヒットを打ちたい」。チームのために打つことが、勝利に近づく。その積み重ねによって、“ミスター超え”へと一歩一歩前進する。

 「逆転というのは凄く大きいし、その後の1点も大きかった。(これから)甲子園が多くなる。あの歓声の中でできるのは強みだと思うので、一戦一戦頑張っていきたい」

 連続試合安打は今季自己最長を更新する14とし、8月の月間打率は・390(100打数39安打)。月間39安打は自己新記録となった。虎が誇る安打製造機が聖地の大声援を背に安打を量産し、歴史を塗り替える日は、着々と近づいている。(杉原 瑠夏)

 ○…近本(神)が7回の二塁内野安打で8月13日巨人戦からの連続試合安打を14試合に更新。8月39安打で20年8月の38安打を上回る月間安打の自己新記録とした。通算安打は906安打で、プロ6年目の記録では09年青木(ヤ)の905安打を上回る単独2位。トップの63年長嶋茂雄(巨)926安打とは20本差。残り23試合、1試合1本ペースでも更新可能だ。

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