新入幕・白熊に「松明あかし」まわし 大相撲秋場所で地元に「恩返しを」 「祝賀会」で決意

化粧まわしの贈呈を受けた白熊（左から2人目）、左は二所ノ関親方

　大相撲秋場所（8日初日、東京・両国国技館）で新入幕を果たした白熊（25＝二所ノ関部屋）の「十両優勝、新入幕祝賀会・化粧まわし贈呈式」が31日、出身地の福島県須賀川市で開催された。

　冒頭で師匠の二所ノ関親方（元横綱・稀勢の里）が「春先は冬眠していましたが、先場所は稽古に向かう姿勢もがらりと変わり十両優勝しました。新入幕で9勝だった自分の鬱憤（うっぷん）を晴らしてほしい」とあいさつ。白熊も「結果を残して皆さんに恩返しするしかない。秋場所では2桁（勝利）をする気持ちで臨み、あわよくば優勝したい」と意気込んだ。

　この日は須賀川市に430年以上続く日本三大火祭りの一つ「松明（たいまつ）あかし」がデザインされた化粧まわしが寄贈され、白熊は「燃えたぎるような闘志で戦います」と誓った。