琴桜 金メダリストからの「ぜひ優勝して」エール受け1敗死守「自分の相撲を信じて、つなげていく」

打ち出し後に琴桜の勝利を祝福する日下尚

　◇大相撲秋場所6日目（2024年9月13日　両国国技館）

　琴桜が金メダリストの声援に盤石の相撲で応えた。先場所敗れた御嶽海に得意の右四つ。その右を巻き替えに来られても許さず、寄り切った。放送中、その取組が「勉強になる」とのコメントが日下からあったと伝え聞いた琴桜は「ありがたい。自分の相撲を信じて、つなげていく」。前日、1分近い大相撲で敗れた影響も感じさせなかった。取組後は支度部屋からの通路で日下と対面。記念撮影をして、再会を約束した。

《五輪レスリング金・日下「ぜひ優勝して」》　パリ五輪のレスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級金メダルで中学まで相撲経験のある日下尚（23＝三恵海運）がNHKの中継のゲスト解説を務めた。同じ日体大で同じ年の大の里の勝ちっぷりには「化け物強い。柔道の大野将平みたいな、圧倒的な強さを感じた。一度対談したいです」と驚きの様子。親交のある琴桜には「自分の試合の時より緊張した。ぜひ優勝してほしい」とエールを送っていた。