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最後の野球実況を終えた毎日放送の馬野雅行アナ「やりきった感じ」 阪神サヨナラ勝ち

スポニチアネックス / 2024年9月14日 19時58分

<神・広>解説の亀山つとむ氏(左)と最後の実況に臨む毎日放送の馬野アナ(撮影・大森 寛明)

 毎日放送の馬野雅行アナウンサー(59)が14日の阪神対広島戦(甲子園)で自身最後の実況放送を終えた。馬野アナは「最後は劇的なサヨナラ勝ち。やりきった感じ。達成感はあります」と笑みを浮かべた。

 阪神が9回に中野の中前適時打でサヨナラ勝ち。ラスト実況の馬野アナへ、はなむけとなった。7回まで阪神は劣勢。90年代の阪神低迷期を知る馬野アナは「暗黒時代を知る最後のアナウンサー。このまま負けて終わるのもありかな」と試合中は考えていたそうだ。だが、7回に追いついてから「もうちょっとこの雰囲気で、しゃべりたい。延長に入らないかなと思った」という。

 この日は早朝から最後の実況であることを知った知人からたくさんのねぎらい、激励メールが届いた。前日13日の試合前には広島・新井監督と会い、最後の実況であることを報告。思い出話に花を咲かせた。

 「数え切れないほど実況をやったけど、最後まで完璧な試合はありませんでしたね。そんなもんかな?」と馬野アナ。「やり残したこと?優勝ゲームの実況をできなかったことかな。でも、それに値するぐらいのすばらしい試合でした」と締めくくった。来年7月で定年。それまでは後進の指導などに尽力するつもりだ。

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