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NZヒヤ汗逃げ切りで連敗ストップ オーストラリア猛反撃も3点差届かず ラグビー南半球4カ国対抗戦

スポニチアネックス / 2024年9月21日 17時9分

ニュージーランドのマッケンジー(左)がタックルを受ける(AP)

 ◇南半球4カ国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ第5節 ニュージーランド ― オーストラリア(2024年9月21日 オーストラリア・シドニー)

 ニュージーランド(NZ)とオーストラリアの対抗戦「ブレディスローカップ」の第1戦を兼ねて行われ、世界ランキング3位のNZが同9位のオーストラリアに敵地で31―28(前半28-14)と辛勝。今大会の連敗を2で止めて2勝目(3敗)を挙げ、同カップの22年連続保持に成功した。NZは21年からオーストラリア戦8連勝で通算対戦成績は125勝45敗8分け。オーストラリアは1勝4敗となった。

 前半途中まではNZが縦横無尽のアタックで圧倒した。守備網の隙を突いて数的優位をつくり、相手ミスにも乗じて前半2分にFBジョーダン、9分にCTBイオアネ、15分にWTBクラーク、25分にNo.8サベアと計4トライ。オーストラリアも0-21の18分、ラインアウトのサインプレーからフランカーのマクライトが1トライを返すと、7-28の36分にはモールから抜け出したフッカーのフェスラーが左中間インゴールを陥れ、14点差として折り返した。

 後半はNZが5分のPGで31-14とリードを広げたが、その後は両チームに攻撃のミスが相次いだ。オーストラリアは後半10分から35歳のプロップ、ジェームズ・スリッパーが途中出場し、名SHジョージ・グレーガンを抜いて同国史上最多の代表通算140キャップを獲得。25分には途中出場のロック、サラカイアロトの突破からCTBパイサミが左中間へ飛び込んで21-31と追い上げた。NZは25分にCTBレイナートブラウン、31分にはクラークがイエローカードを受け、一時は13人対15人での戦いを強いられたものの、オーストラリアの反撃を39分の1トライに抑え、3点差で何とか逃げ切った。

 オーストラリアはエディー・ジョーンズ現日本代表ヘッドコーチ(HC)が率いた昨秋のW杯フランス大会で初の1次リーグ敗退。アイルランドを世界ランク1位に導いたNZ出身のジョー・シュミットHCが就任し、7月にはウェールズに連勝したが、前節(9月8日)ではアルゼンチンに同国のテストマッチ史上ワースト記録となる67失点で大敗していた。

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