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巨人・阿部監督「みんな必死こいているなかでのミス」「失敗を恐れないでやってほしい」と浅野かばう

スポニチアネックス / 2024年9月21日 17時23分

<広・巨>8回、阿部監督はケラーの登板を告げる(撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人4―5広島(2024年9月21日 マツダ)

 巨人は8回に一挙4失点して3点リードをひっくり返され、まさかの逆転負け。1分けを挟んだ連勝が4で止まり、貯金が16に減った。

 4―1で迎えたこの回、3番手右腕・ケラーが2死一塁から矢野に右前打されて一、三塁とピンチを広げ、相性の悪い秋山に右前打されて4―2。ここで3番手左腕・高梨にスイッチした。

 だが、秋山の代走・羽月に初球で二盗を決められ、2死二、三塁。続く小園の右前適時打で1点差に迫られると、この打球を右翼・浅野が後逸する痛恨の失策で一気に4―4の同点となった。

 動揺の隠せない高梨が坂倉に3ボール1ストライクとしたところで申告敬遠とし、阿部監督は自らマウンドに行って5番手右腕・船迫にあとを託したが、巨人キラーの末包に左前適時打されて勝ち越しを許し、これが相手の決勝点となった。

 阿部慎之助監督(45)は守備のミスが絡んでの逆転負けに「うん、しょうがないな。やりたくてやってるわけじゃないし、みんな必死こいているなかでのミスだからね」とまずはコメント。

 猛チャージが裏目に出て後逸する形となった浅野の失策についても「うん、まあ、これを糧にやってもらうしかないよね。ちょっと守備で、チビッてるところあるからね。積極的なミスだったらね、仕方ないから。失敗を恐れないでね、やってほしいなと思います」と初回に四球で出て先制のホームインを果たし、5回には貴重な追加点となる適時二塁打も放った19歳の若武者をかばった。

 ピンチを招いたケラーを高梨、船迫が救えず。だが、ケラーも含めてリリーフ陣はこれまで何度もチームのピンチを救ってきただけに「全部結果論になっちゃうから。もうまた切り替えて、明日からやります」と、ただ前だけを見据える指揮官だった。

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