ソフトバンク 4年ぶり優勝に王手!代打・サヨナラ打の柳町「落ちた瞬間は覚えてません」「頭が真っ白」

＜ソ・楽＞9回、代打で逆転サヨナラ2点適時打を放った柳町（左は則本）（撮影・成瀬　徹）　

　◇パ・リーグ　ソフトバンク3xー2楽天（2024年9月21日　みずほペイペイ）

　ソフトバンクの柳町達外野手（27）がサヨナラ打を放った。9回2死一、二塁で代打で登場。左中間を破る適時三塁打を放ち、土壇場で優勝マジックを「M3」に減らした。直後に2位・日本ハムがオリックスにサヨナラ負けを喫したため「M2」となり、優勝に王手をかけた。

　ヒーローインタビューで「本当に最高です」と満面の笑みを見せた27歳。2死一、二塁、カウント1－2からの5球目、楽天の守護神・則本の直球を強振した。「本当に打った瞬間はとにかく越えてくれって。落ちた瞬間は覚えてません。頭が真っ白でした」。必死に走り、三塁ベースを付近でガッツポーズ。チームメートの手荒い祝福を受けた。

　打席に入る直前には、中村晃が9球を粘る気迫を見せられた。「（中村）晃さんが粘ってくれたおかげで、気持ちが整理できたので本当に良かったです」と振り返った。

　劇的なサヨナラ勝利で4年ぶりのパ・リーグ制覇に王手を懸けた。「今日一日苦しい試合だったので、最後の最後に僕が決めることができて本当に良かったなと思います」と胸を張った。