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ドジャース・大谷「51―51」一夜明け 本拠で「52―52」 日本人初トリプルスリーにあと3厘

スポニチアネックス / 2024年9月22日 1時32分

<ドジャース・ロッキーズ>初回、ファンのスタンディングオベーションにヘルメットを取って応える大谷(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ ドジャース6-4ロッキーズ (2024年9月20日 ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、本拠地でのロッキーズ戦で52号2ランを放ち、52盗塁目の二盗を決めた。19日に3発含む6安打10打点2盗塁で、史上初の「50―50(50本塁打&50盗塁)」を超える「51―51」を達成。9日ぶりに戻った本拠地の祝福ムードに、3安打2打点1盗塁の活躍で応えた。今季14度目の同一試合での本塁打&盗塁も、大リーグ史上初の快挙となった。

 決して過去には、踏ん反り返らない。衝撃的な御礼弾で、また大谷が期待を超えた。1点を追う5回2死二塁、フルカウント。92・1マイル(約148キロ)の直球に反応した。地上3・86フィート(約1メートル18)の高めの完全なボール球。体を反り返らせて強引に振り切り、バックスクリーン左まで運んだ。

 「あれが大谷だ。あの球を打たれるなんて理解しがたいけど、彼にとっては普通なんだろう。なんでこんなことができるんだと思わされる」。打たれた左腕フリーランドはあっけにとられ、ネクストバッターズサークルのベッツも目を丸くして固まった。2戦連発で両リーグトップのジャッジ(ヤンキース)に1本差とする52号逆転2ラン。エンゼルス時代の21年5月17日、インディアンス(現ガーディアンズ)戦での地上約1メートル28に次ぎ、自身2番目に高い球での一発に誰もが驚いた。

 9日ぶりの本拠地は祝福ムード一色だった。19日に全て日本選手初の3発含む6安打10打点と2盗塁で51本塁打51盗塁とし、史上初の「50―50」到達。初回先頭で打席に向かうと、4万9073人がスタンディングオベーションで迎えた。チームメートもベンチ前で並んで拍手。「うれしかったし、感激した。初めてのシーズンでこういったことをやってもらえるだけで幸せだなと思った」。ヘルメットを取って感謝を示したが、それだけで終わらないのが大谷だ。

 5回の衝撃弾に続き、一塁内野安打で出塁した7回1死一、三塁では、52盗塁目の二盗を決めた。86年のR・ヘンダーソン(ヤンキース)を超え、史上最多のシーズン14度目の同一試合での本塁打&盗塁。2日間で9安打と12打点は、打点が公式記録となった1920年以降史上初と、また新記録連発だった。

 打率は2日で1分上げ・297まで上昇。3冠王こそ厳しいが、日本選手初のトリプルスリーが見えてきた。「意識したら伸びていかないものだと思う。無心でしっかり自分の役割ができるように頑張りたい」と大谷。「必ず地区首位でいくんだという気持ちはみんな持っている」とまずは3連勝でマジック5とした地区優勝を全力で、つかみにいく。(柳原 直之)

 ≪近代野球で初!2戦で計4発&3盗塁≫大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者によれば、大谷の「2試合で計4本塁打、3盗塁」は1901年以降の近代野球では史上初。「2試合で9安打、12打点」も、打点が公式記録となった1920年以降105年目で史上初だ。残り8試合で本塁打、盗塁ともに「54」ペース。前日に松井秀喜の116を超えた日本選手シーズン最多の打点は122としたが、イチローの持つ同最多56盗塁にもあと4と迫った。

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