広島・栗林 「プロ入り一番の声援で、身震いした」 11日6失点以来“悪夢”払しょく球団タイ38S

＜広・巨＞勝利を喜ぶ栗林（左端）ら広島ナイン（撮影・西川　祐介）

　◇セ・リーグ　広島5ー4巨人（2024年9月21日　マツダ）

　広島の守護神・栗林が“悪夢”を払しょくし、08年永川勝浩に並ぶ球団最多タイの38セーブ目を挙げた。

　「今日のマツダスタジアムの声援は自分がプロに入って一番の声援で、身震いした。この声援を忘れずにやりたい」。5―4の9回に登板し、代打・中山を投直、続く丸を二ゴロ、最後は浅野を空振り三振に仕留めた。11日同戦では2点リードの9回に1死も奪うことができず、自己ワースト6失点。それ以来10日ぶりの登板で、球場に駆けつけた家族にも雄姿を届けた。

　今季は調整法を変え「上半身をやらずに下半身と体幹系のトレーニングをやっていて、下半身の安定感やバランスがうまくいっている」と効果を実感。個人トレーナーを遠征に伴って体のケアにも力を注ぐ。自己管理の徹底が、栗林の活躍を支えている。