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貴景勝 引退決断の理由は「燃え尽きた。横綱目指す体力と気力なくなった」 両国国技館で会見

スポニチアネックス / 2024年9月22日 4時47分

>引退会見を終え花束を手にポーズをとる貴景勝(左)。右は師匠の常磐山親方(撮影・郡司 修)

 20日に現役を引退した元大関・貴景勝(28=常盤山部屋、本名佐藤貴信)が21日、両国国技館で会見し「燃え尽きた。横綱を目指す体力と気力がなくなった」と決断の理由を語った。

 激しい突き押しの代償として最近は慢性的な首のケガに泣かされ、9度目のカド番だった名古屋場所で負け越した。秋場所は2連敗発進して3日目から休場。18日の夜に師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)に引退の意向を伝えた。28歳での引退は、昭和以降の昇進で最高位が大関の力士では大受に次いで2番目の若さとなったが「年齢で相撲を取ってきたわけではない。若い頃から100%の準備をして本場所に臨んだが、最近は戦うまでにやるべきことができなくなり、もどかしさがあった」と明かした。

 父・佐藤一哉さんからは武士道の精神を叩き込まれ「勝っておごらず負けて腐らず」の信念で相撲道を歩んだ。優勝は4回。大関は30場所務めた。「9歳で相撲を始めて、横綱になることだけを夢見て頑張ってきた。その景色を見たかったが、手をいっぱい伸ばしたんですけど、届きませんでした」と目を潤ませた。それでも「ケガも合わせて自分の実力。全く悔いはありません。素晴らしい相撲人生でした」と潔く「常盤山親方にここまで指導して育てていただきました」と感謝の思いを口にした。

 今後は湊川親方として常盤山部屋で後進を指導する。「武士道の精神を持った、昭和の先輩から教わった根性と気合を持った力士を育てていきたい」。相撲漬けの20年で貫き通した熱い男の意志は次代に継承されていくだろう。

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