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ラグビー・エディーJAPAN 5年ぶり優勝ならず…後半に大量失点でフィジーに完敗

スポニチアネックス / 2024年9月22日 4時23分

<日本・フィジー>フィジーに敗れ肩を落とす日本代表(撮影・亀井 直樹)

 ◇ラグビー アサヒスーパードライ パシフィック・ネーションズカップ2024決勝 日本17-41フィジー(2024年9月21日 大阪・花園ラグビー場)

 世界ランキング13位の日本は、同10位で昨年のW杯で8強入りしたフィジーに17―41で敗れ、準優勝に終わった。前半20分にCTBディラン・ライリー(27=埼玉)が鮮やかな個人技からトライ。一時は7点をリードしたが、後半は要所のミスで流れをつかめず、立て続けにトライを許した。5年ぶりの優勝を逃し、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)復帰後の初タイトル獲得ならず。フィジーは2年連続7度目の優勝を飾った。

 5年ぶりの頂点には届かなかった。3―3で迎えた前半20分、日本はスクラムからSH藤原の素早い球出しで展開。最後はライリーが自陣から相手5人をかわしてインゴールに飛び込んだ。だが、同32分にトライを許して追いつかれると、後半19分からは4連続トライを献上。17―41の敗戦にジョーンズHCは力負けを認めた。

 「今回はフィジーに勝る部分はなかった。ハードワークをもう少し長い時間、続けること。そのレベルにはまだ達していない」

 第2次エディー・ジャパンが掲げるのが「超速ラグビー」だ。27年W杯での8強入りを最低限の目標に置き、より速いテンポを求めた。昨秋のW杯フランス大会で8強入りした難敵との一戦。現在地を図る上では貴重な場で、まだ日本の力は及ばなかった。

 ただ、今大会を通じてスタイルは徐々に浸透。若手の活躍も見られ、指揮官は「(強化は)思っていたよりも早く進んでいる」と手応えを口にした。10月には過去に一度も勝ったことがないニュージーランドとの対戦を控え、言葉に力を込めた。「いかに勝つか。史上初めてニュージーランドに勝つチームになりたい」。オールブラックスに本気で挑み、3年後の大舞台に向け、希望の灯をともす。

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